雑誌詳細:法学セミナー  2006.5

2006.5 通巻 617号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
民法学修バイブル
定価:税込 1,026円(本体価格 933円)
在庫なし
発刊年月
2006.04
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
148ページ

内容紹介

法学部や法科大学院の未修に新入学した皆さんに、民法の導入教育として、民法学修のロードマップを示したい。圧倒的な分量の民法を横断的に理解し、確かな知識を身につけるために、メリハリがきいてポイントを押さえた学修へのアドバイス。

[▼立志]
「大きな物語」の後で――「ベルリンの壁」崩壊後の世界 須網隆夫

[▼法科大学院探訪]
京都大学法科大学院――指導的な役割を果たす法曹を
 村中孝史教授・山本克己教授に聞く

[ロー・ジャーナル]
「連続幼女誘拐殺人事件」最高裁判決 本庄武

ロースクールニュース■
地域密着型リーガルクリニックを創る
 ――神奈川大学法科大学院の取組み 森田明

[特集] 民法学修バイブル

民法学修のすすめ――法的思考方法の基礎 川角由和
民法の条文とは――条文全体の見通しを示す 松尾弘
民法の判例とは――判例の位置づけを正確に把握する 池田清治
民法の学説とは――学説を学ぶことの意義 潮見佳男
民法を使う――思考から実践へのプロセスとノウハウ 加賀山茂

[ロー・ジャーナル]
刑務所の風景(12)(最終回)刑務官の視点
 ――人を管理するということ 浜井浩一

[ロー・クラス]
ライブドア事件から何を学ぶのか
 ――資本市場の法理を自覚して学ぶことの意味
 〔対談〕
 上村達男・中東正文   法曹 匠の世界

法曹 匠の世界【新連載】 環直彌の仕事 泉澤 章

憲法理論研究会公開学術シンポジウム
 改憲をめぐる憲法論――現状と課題(3)
 「自民党改憲草案」の理論的検討 飯島滋明

リーガルクリニック情報公開――秘密との闘い、法を武器として(18)
 政府の秘密主義と対決する公益弁護の開拓者
  ――アラン・モリソン ローレンス・レペタ

判例にみる憲法実体論(14)
 憲法21条と情報収集・受領の自由 井上典之

民法総則講義〔第2部 本論〕(36)
 第7章 無効および取消し 河上正二

クロススタディー物権法(14)
 先取特権 田高寛貴

セカンドステージ債権法(5)
 契約の効力――同時履行の抗弁・危険負担 野澤正充

家族法の歩き方(14)
 私的福祉 本山 敦

刑法総論で考える(14)
 違法性阻却の原理と事由――その4:
 正当防衛2(過剰防衛・誤想防衛等) 伊東研祐

ロースクール民事訴訟法(36)
 同時審判の申出がある共同訴訟と主観的追加的併合 小林秀之

疑問解消 刑事訴訟法(5)
 証拠収集のための強制処分(2)――検証・鑑定 水谷規男

[最新判例演習室]
憲法■
 学生無年金障害者訴訟 井上禎男
 ――広島地判2005・3・3
行政法■
 長期にわたる都市計画制限と財産権の保障 岡田正則
 ――最判2005・11・1
民法■
 期限の利益喪失特約と制限超過利息の支払いの任意性 丸山絵美子
 ――最二小判平18・1・13
刑法■
 無免許運転の故意が認められた事例 豊田兼彦
 ――最三小決平18・2・27
商法■
 取締役の報酬の会社による一方的な減額 鳥山恭一
 ――福岡高判2004・12・21
民事訴訟法■
 労働基準監督官等による災害調査復命書と文書提出義務 和田吉弘
 ――最三小決平17・10・14
刑事訴訟法■
 身体的接触を伴った取調べと自白の任意性 徳永光
 ――大阪地判2006・2・3
労働法■
 営業譲渡に際しての労働条件改訂を拒否する労働者の排除 本久洋一
 ――東京高判平17・5・31

[ライブラリー]
書評■谷村正太郎著『再審と鑑定』 小田中聰樹
書評■水町勇一郎著『集団の再生――アメリカ労働法制の歴史と理論』 岩佐卓也
新刊ガイド

[ロー・フォーラム]
人権を問う――人権救済活動の最前線から(2)
 在外被爆者にも等しい援護を
 ――在朝被爆者問題人権救済申立事件 日弁連人権擁護委員会

裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング
――弁護士の公益的活動をめぐって 亀井尚也

[JPLS]Research■生活費用、どのくらい? 白木達也
弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
法科大学院生レポート
研究する女 判事補メモ
司法修習生
アシタデイイヤ!(最終回)