雑誌詳細:法学セミナー  2008.12

2008.12 通巻 648号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
コーポレート・ガバナンスへの招待
定価:税込 1,047円(本体価格 952円)
在庫なし
発刊年月
2008.11
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
136ページ

内容紹介

多くの学生が分かりにくいと感じている会社法。会社法自体の技術性・専門性に加えて、会社や市場についての予備知識の欠如が、理解を妨げているのではないか。本特集では、初学者が具体的なイメージを描けるように、コーポレート・ガバナンスの世界に招待する。

■現代の人権

いじめと人権 中富公一



■立法と現場

DV防止法の制定・改正の意義と課題/近藤恵子



■ロー・ジャーナル

再審・布川事件 即時抗告審決定の意義/豊崎七絵

法曹増員をめぐる論点/濱野 亮



■法科大学院探訪

会心の第3回新司法試験結果を振り返って――神戸大学法科大学院

 /赤坂正浩教授・上嶌一高教授・河合 健さん(新司法試験合格者)に聞く



●特集=コーポレート・ガバナンスへの招待

コーポレート・ガバナンスへの視座/仮屋広郷

株主による経営者の直接的な監視および取締役会・監査役会による監視/大杉謙一

インセンティブ報酬(ストック・オプション)および市場による規律//伊藤靖史



■ロー・クラス

3大学4学部5ゼミ合同ディベート合宿に参加して/南野 森

ネット上の名誉毀損に無罪判決

 ――東京地判平成20年2月29日判時2009号15頁/園田 寿



都市型公設事務所の挑戦――弁護士を待つ人々の中へ(12)

 劇的に変わる刑事弁護と裁判員裁判の担い手/坂根真也

現代司法書士論(9)第2部:社会問題分野5

 司法書士界における男女共同参画の課題/小牧美江

法令読解心得帖──法律学習はじめの一歩(24)

 いまさら裁判のこと/吉田利宏・いしかわまりこ

連続対談:21世紀の国際社会と法――国際法の生きた姿を考える(13)

 国際公共価値を担う国際環境法の世界/児矢野マリ・高村ゆかり・大沼保昭

発信 憲法地域事情(3)

 【静岡編】東海地震と防災対策/小谷順子

人権の臨界――路上の呼び声を聴く(21)

 犯罪と処罰の憲法理論/笹沼弘志

憲法 解釈論の応用と展開(9)人権総論(3)

 憲法の私人間効力/宍戸常寿

行政法 事案解析の作法(9)

 教育研究集会の開催を目的とした公立学校の施設の使用/大貫裕之・土田伸也

基礎トレーニング民法総則(21)法律行為の無効・取消し(その1)/中舎寛樹

物権法講義(9)第2章:物権総則(7)物権変動(その7)

 動産の物権変動と対抗問題/河上正二

セカンドステージ債権法(36)

 指名債権の譲渡(2)――対抗要件・債務者の抗弁/野澤正充

刑法各論で考える(15)個人法益に対する罪14

 ――財産に対する罪5(強盗罪2)/伊東研祐

会社法入門――市民・消費者の視点から考える(3)社債――集団性と債権者保護/上柳敏郎



■最新判例演習室

憲法/永山茂樹

行政法/友岡史仁

民法/高田 淳

商法/笹本幸祐

民事訴訟法/川嶋四郎

刑法/本田 稔

刑事訴訟法/正木祐史

労働法/小宮文人



■ライブラリー

書評■『裁判員時代の法廷用語』/鯰越溢弘

書評■『クロススタディ物権法』/松岡久和

書評■『民法でみる知的財産法』/田中 豊

新刊ガイド



■ロー・フォーラム

裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング■日本司法支援センター現場レポート/法テラス香川法律事務所



法科大学院生レポート

司法修習生

弁護士事件ファイル

司法書士の生活と意見

判事補メモ

2009.1月号

特集=書き分け・話し分け法学鍛錬術

法的思考力・表現力が法学において必須の能力と言われるが、その具体的訓練方法こそが求められている。いくつかの異なる分量で一つのテーマについて書いたり、話したりしてみることで思考力や表現力が鍛えられないかを試みる、挑戦的な特集。1月号で憲法・行政法、2月号で刑法・刑事訴訟法編を掲載。