雑誌詳細:法学セミナー  2004.5

2004.5 通巻 593号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
憲法学習のキーワード
[特集2]
法学部・法科大学院の授業案内
定価:税込 985円(本体価格 895円)
発刊年月
2004.04
雑誌コード
08069
判型
B5判

内容紹介

憲法を学習する上でとても大切なキーワードと、それが世の中の事象とどう関わっているかを考えながら、憲法に入門。特集2では、法科大学院がスタートしたことによって、法学部・法科大学院の授業はどうなっていくのかを探る。学生・教員必読。

[▼法学部生へのメッセージ]

法科社会に向かうなかでの法の学び――青山学院大学 山崎敏彦



[▼法科大学院探訪]

立命館大学法科大学院――地球市民法曹を丁寧に育てる

市川正人教授、松本克美教授、松宮孝明教授に聞く



[▼里程標 milestones――自由と尊厳を求めて(17)]

アイヌ民族の尊厳を回復するために――三田一良さん 斎藤貴男







[特集1]

憲法学習のキーワード



1 個人の尊重

 性同一性障害者問題 嶋崎健太郎

2 平等原則

 障害者基本法改正案 植木 淳

3 私人間における人権

 ハンセン病元患者の宿泊拒否 浮田 徹

4 表現の自由

 メディア規制法 玉蟲由樹

5 生存権

 生活保護基準額の見直し 小山 剛

6 議会制民主主義

 イラク特措法 井上典之

7 司法権

 裁判員制度 山元 一

8 地方自治

 三位一体改革 新村とわ

9 個人と国家

  浦部法穂





[特集2]

法学部・法科大学院の授業案内





法学部・法科大学院の授業はこれからどうなるのか?

 ――21世紀における「大学教育の理想像」を求めて 川嶋四郎

法学部の授業はどうなるのか?

 憲法 長岡 徹

 民法 高橋智也

 刑法 酒井安行

 商法 笹本幸祐

 民事訴訟法 岡田幸宏

 刑事訴訟法 田中輝和

法科大学院の授業はどうなるのか?

 公法 木下智史

 民事法 山野目章夫

 刑事法 井田 良

 法曹実務科目 三宅 弘

 経済法 土佐和生

 法哲学 森村 進





[ロー・ジャーナル]

最高裁、外国人の社会保障権保障に半歩前進

 ――最高裁・平成16年1月15日判決について

高藤 昭



[ロー・クラス]

憲法の基本原理で考える(14)人権保障と法律 只野雅人



民法総則講義〔第2部=本論〕(13)

 第2章=人(自然人)(1) 河上正二



ロースクール民事訴訟法(12)

 訴訟物と一部請求 小林秀之



First Lessons in債権総論(14)

 多数当事者の債権・債務(2) 椿 寿夫



連続対談・ビジネス法務とロースクール教育(17)

  金融の最先端で、弁護士はどんな役割を?

和仁亮裕弁護士×野村修也



サイバーリアル・イズム(10)コンピュータによる自動化 矢野直明





[最新判例演習室]

憲法■国民健康保険と在留資格を有しない外国人の「住所」 近藤 敦

 ――最一小判2004・1・15

行政法■代位住民訴訟提起者の独禁法審判事件記録閲覧謄写請求権の有無 田村達久

 ――最三小判平15・9・9

民法■貸金業法43条1項の「みなし弁済」の要件 角田美穂子

 ――最二小判平16・2・20

刑法■自殺行為の強制と殺人罪の成否 豊田兼彦

 ――最三小決平16・1・20

商法■相対取引による自己株式の取得と取締役の裁量 鳥山恭一

 ――福島地会津若松支判2000・10・31

民事訴訟法■公示送達による競売開始決定の送達と時効中断効 川嶋四郎

 ――最二小決平14・10・25

刑事訴訟法■勾留後の接見等禁止決定を却下した事例 岡田悦典

 ――東京高決平15・6・18

労働法■出向期間の長期化が予想される業務委託先への出向命令の根拠 本久洋一

 ――最二小判平15・4・18



[ライブラリー]

書評●阿部浩己著『国際人権の地平』 申 ヘボン

新刊ガイド/マジカル・ミステリ・ツアー



[ロー・フォーラム]

メディアゼミ・フォーラム2003/2004●表現の自由とメディアを考える

服部孝章ゼミ+田島泰彦ゼミ+右崎正博ゼミ



裁判と争点/立法の話題/法曹フォーラム/メディアフォーラム





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