雑誌詳細:法律時報  2000.6

2000.6 通巻 893号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
除斥期間の基礎
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2000.05
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

除斥期間をめぐり、消滅時効との異同など学説・判例上も種々の場面で議論される。本号は除斥期間についての2回にわたる特集の第1弾で基礎理論ならびに比較法的検討を行う。次回は10月号特集「除斥期間の展開」で

【法律時評】

クローン、EC細胞、遺伝子研究に関する生命倫理 丸山英二



特集=除斥期間の基礎

除斥期間論に関する一つの視点

 ─特集の序説を兼ねて 椿 寿夫

ドイツの除斥期間論とわが民法 石松 勉

フランスの予定期間論とわが民法 新井敦志

除斥期間と消滅時効の区別基準 中舎寛樹

判例における排除期間 織田博子

時効観ないし時効の制度評価と除斥期間 三林 宏



【論説等】

社会主義中国におけるローマ法精神の復興

 ─《第二回ローマ法・中国法と民法法典化国際会議》に出席して 市川英一

大学における「環境法学」・「環境政策学」教育の現状と課題

 ─大学および研究者対象アンケートの整理と評価 日本学術会議環境法学・

環境政策学研究連絡委員会

「石に泳ぐ魚」事件判決の評価をめぐって 木村晋介

市場と自己決定

 ─憲法学における自覚なきリバタリアリズム・下 中島 徹

コミットメントライン契約の法的性質

 ●取引法研究会レポート 宮川不可止

勲章制度に対する疑問

 <続・市民法の目・14> 清水 誠

裁判所制度改革と現場裁判官の「もう一つの声」

 <司法制度改革審議会ウォッチング・6> 佐藤岩夫

■資料/憲法研究者による「政治改革オンブズパーソン」結成と声明



【B&Aレビュー】

四本健二著『カンボジア憲法論』 浅野宜之

神田孝夫著『使用者責任(新版)』 山田卓生

森田修著『民法典と個別政策立法』

 ●民法学のあゆみ 平田健治



【民事判例研究】

抵当不動産の不法占拠者に対する明渡請求 梶山玉香



【労働判例研究】

分社化に伴う退職強要と「意に反して退職させられない権利」

 ─エフピコ事件 本久洋一



【史料の窓】

明治30年参謀総長訓示 大澤博明



新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム