雑誌詳細:法律時報  2001.8

2001.8 通巻 908号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
労働判例の新展開と労働法の課題
定価:税込 1,676円(本体価格 1,524円)
発刊年月
2001.07
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

最近の労働判例は、一昔前と比べて全く様変わりしている。どのように変わり、どこに特徴があるのか。それを受けて、労働法学の課題は何かを、分析・検討する。

【法律時評】

ハンセン国賠訴訟と法律家の責任 徳田靖之

特集=労働判例の新展開と労働法の課題

  最高裁労働判例の理念的基礎─日本的企業社会と判例法理 西谷 敏

  労働契約法理の新たな展開 石橋 洋

  自分らしく働く─職場における自立法理の展開 道幸哲也

  解雇に関する判例の動向とその評価 小宮文人

  労働条件の不利益変更─就業規則に関する判例法理の展開 大沼邦博

  雇用差別をめぐる裁判例の動向と問題点 島田陽一

  不当労働行為判例の最近の動向と問題点 浜村 彰



連続特集=中国におけるコーポレート・ガバナンス(2)

  中国のコーポレート・ガバナンスの背景 高橋公忠

  中国会社法の業務執行機関に関する諸問題 畠田公明



  【論説等】

独禁法への制裁金制度導入について・下 楠 茂樹

市民社会・国家・政党のトライアド

 ─「カルテル政党」論争の一断面〈国家と自由/憲法学の可能性・37〉 高見勝利

司法制度改革審議会最終意見書

 ─司法改革の原点からその意義と限界を考える〈司法制度改革審議会ウォッチング・18完〉 佐藤岩夫

坂本重雄先生を悼む 橋本宏子

《資料》法学部の将来─法科大学院設置に関連して・下 日本学術会議第二部



【B&Aレビュー】

 松澤伸著『機能主義刑法学の理論─デンマーク刑法学の思想』  佐伯仁志



【メディア判例研究】

インターネット上のMP3ファイル共有をめぐる著作権侵害と中間媒介者の責任

 ─ナップスター事件連邦控訴裁判決  山口いつ子



【労働判例研究】

 経営上の理由による解雇と有効性要件

  ─ナショナル・ウエストミンスター(第三次仮処分)事件  川口美貴



【最高裁新判例紹介】

 刑事事件─平成12年11月27日第三小法廷決定(政治資金規正法違反被告事件)



【史料の窓】

パリ講和会議と開戦責任(一) 日暮吉延



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