雑誌詳細:法律時報  2001.7

2001.7 通巻 907号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
現代社会と競争秩序
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2001.06
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

わが国の現代社会において独占禁止法・競争秩序が直面している主要問題をテーマとして、現代社会における競争秩序の意義そして独占禁止法の役割と課題に接近する。第2特集では、中国企業の実態にまで踏み込んで分析を行う。

【法律時評】

ハンセン国賠訴訟と法律家の責任 徳田靖之

特集=現代社会と競争秩序

  環境問題と競争秩序 江口公典

  消費者と競争秩序 内田耕作

  政府と競争秩序 來生 新

  一般集中規制と競争秩序 岩本 諭

  情報社会と競争政策─接続系インプットの標準化と提供拒絶 稗貫俊文

  国際社会と競争秩序 宮井雅明



連続特集=中国におけるコーポレート・ガバナンス(1)

  中国企業社会改革の現状について 李 黎明

  企業における中国従業員の地位─法と現実 史 際春/(訳)徐 治文

  経営集中の理念か制衡の理念か─中国のコーポレート・ガバナンスの課題 王 保樹/(訳)徐 治文



  【論説等】

独禁法への制裁金制度導入について・上 楠 茂樹

なぜ立憲主義は正当化されるのか─阪口正二郎『立憲主義と民主主義』を読んで・下 松井茂記

21世紀における法学教育─「法学部」が消える日 木俣由美

消費者契約法と近時の関連判例●取引法研究会レポート 藤田寿夫

平等と比例原則─平等権を「規制」する理由について〈国家と自由/憲法学の可能性・36〉 西原博史

第51回“社会を明るくする運動”に寄せて 高木俊彦

本間重紀先生を悼む─人と学問と実践と 土田和博

《資料》法学部の将来─法科大学院設置に関連して・上 日本学術会議第二部



【労働判例研究】

航空機運航乗務員の連続乗務時間を延長する等の勤務基準を不利益変更する就業規則の合理性

 ─日本航空(勤務基準不利益変更)事件  深谷信夫



【最高裁新判例紹介】

刑事事件─ 平成12年10月31日第二小法廷決定

  (麻薬及び向精神薬取締法違反、関税法違反、業務上横領被告事件)

  平成12年11月10日第三小法廷決定

  (公職選挙法違反被告事件)

  平成12年12月20日第二小法廷決定

  (業務上失火、業務上過失致死傷被告事件)

  平成13年2月9日第三小法廷決定

  (銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件)

  平成13年2月7日第二小法廷決定

  (業務上過失致死被告事件)



【史料の窓】

明治協会の「国会議員特権論」 福井 淳



新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム