雑誌詳細:法律時報  2000.10

2000.10 通巻 897号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
除斥期間の展開
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2000.09
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

6月号特集「除斥期間の基礎」における除斥期間に関する基礎理論・比較法的検討を踏まえ、除斥期間と時効規定の関係や各種長期消滅規定とのかかわりなど、除斥期間をめぐる各論的テーマを追う。

内容紹介

【法律時評】

愛知万博の問題点--環境アセスメントを中心に 宇佐見大司



特集=除斥期間の展開

除斥期間論の展開 椿 寿夫

除斥期間と時効中断規定 大西泰博

除斥期間と時効援用規定 長坂 純

除斥期間と時効停止規定 大木 康

除斥期間と時効延長規定 平野裕之

法律行為取消権の長期消滅規定と除斥期間 椿久美子

詐害行為取消権の長期消滅規定と除斥期間 林 幸司

不法行為賠償請求権の長期消滅規定と除斥期間 松久三四彦

相続回復請求権の長期消滅規定と除斥期間 前田 泰

除斥期間の一義性 椿 寿夫

除斥期間と近似の期間 芦野訓和

除斥期間と消滅時効の将来像 金山直樹



【論説等】

いわゆる商事信託法理への疑問 太田達男

法科大学院構想と法学教育改革--ドイツ法学史の視点から見た場合〔大学改革・司法改革の原点から(3)〕 石部雅亮

法曹一元を実現するための前提条件 高木新二郎



「国民の期待に応える刑事司法の在り方」をめぐって〈司法制度改革審議会ウォッチング・10〉 葛野尋之

司法改革論義・贅言〈続・市民法の目・18〉 清水 誠

表現の自由〈国家と自由/憲法学の可能性・28〉 蟻川恒正



【B&Aレビュー】



吉田克己著『現代市民社会と民法学』 中村哲也

石田剛「不動産物権変動における公示の原則と登記の効力」●民法学のあゆみ 占部洋之

Bruce A. Ackerman, "The New Separation of Powers"〈論文紹介〉 孝忠延夫・大江一平



【メディア判例研究】



時間の経過により名誉毀損に基づく絶版・回収請求が認められないとされた事例--『タイ買春読本』絶版・回収請求事件 紙谷雅子



【民事判例研究】



相続させる旨の遺言における遺言執行者の職務と地位など 渡邉泰彦



【労働判例研究】



家庭生活への支障を理由とする配転命令拒否と使用者の配慮義務--ケンウッド事件 菅野淑子



【史料の窓】

貴族院有爵互選議員の候補者選定 内藤一成



●新法令解説

●文献月報・判例評釈

●メモランダム