雑誌詳細:法律時報  1999.9

1999.9 通巻 883号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
犯罪被害者の権利
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
1999.08
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

国連の「被害者の権利宣言」等の起草作業で被害者の権利保障が強調され、日本でも警察や検察における被害者対策が進められている。本特集では「被害者の権利」の視点から刑事法システムの現状を分析する。

【法律時評】

移植術前カテーテル挿入問題と倫理委員会 唄 孝一



特集=犯罪被害者の権利

刑事法のパラダイム転換と被害者の権利 新倉 修

被害者関係的刑事司法と回復的司法 高橋則夫

被害者の人権・試論・上 戸波江二

刑事手続における情報提供 新屋達之

刑事手続において保護を求める被害者の権利 加藤克佳

被害者の手続参加 水谷規男

刑事手続と損害の回復 宮崎英生

効果的な被害者援助の提供をめざして 柑本美和・小西聖子

犯罪被害者支援立法の動向 垣添誠雄

[外国の動向]

ドイツ 安部哲夫 フランス 赤池一将

オランダ 林 美紀 イギリス 岡田久美子

アメリカ 岡本美紀 香港 太田達也



シンポジウム=少年非行と少年法

少年非行と少年法

 ─日本学術会議50周年シンポジウム 大谷 實

少年法改正に思うこと

 <シンポジウム・特別講演> 平場安治

付添人からみた少年非行 坪井節子

少年事件と報道

 ─少年法の理念と報道の使命 飯室勝彦

少年法の理論と問題点

 ─改正論議に関連して 村井敏邦



【論説等】

封じられた「国家論」の光芒

 <国家と自由/憲法学の可能性・16> 高見勝利

クレジット契約の根本的反省を望む

 <続・市民法の目・6> 清水 誠

法典調査会関係資料(国立公文書館所蔵資料)紹介・2 高橋良彰



【労働判例研究】

団交を経ない争議行為の正当性

 ─西神テトラパック事件 楊 坤



【史料の窓】

地方巡幸の開始 岩壁義光



新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム