雑誌詳細:法律時報 2014年3月号
- 紙の書籍
毎月27日発売
- [特集1]
- 株主による付託の揺らぎとコーポレート・ガバナンス
定価:税込 1,781円(本体価格 1,619円)
在庫なし
- 発刊年月
- 2014.02
- 雑誌コード
- 08027
- 判型
- B5判
- ページ数
- 160ページ
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内容紹介
会社法制は株主の多数決に企業の運営の正当性を求める。本特集では、この制度に内在する原理的な問題を問い、株主の付託に正当性の基礎を置く会社法制の限界を検証する。
【法律時評】
第185回国会と戦後経済法の屈折点……土田和博
■特集
株主による付託の揺らぎと
コーポレート・ガバナンス
問題提起……山田泰弘
いわゆる「会社提案と両立しない」株主提案の採決方法についての考察……渡邉 剛
エンプティ・ボーティングをめぐる議論の状況とそこから得られる示唆……白井正和
機関投資家と投資先企業との「対話」の充実に向けて
――機関投資家の「スチュワードシップ責任」の定着に向けた取組み……笠原基和・木村祐基
「従業員選任監査役」導入議論が提起したもの……山田泰弘
「自己修復型ガバナンス」へのいざない
――会社法、内部統制規制、公益通報者保護法の有機的連携の可能性……柿崎 環
経営者のモニタリングとボードの役割――取締役会の型と経営者の評価機能……松中 学
金融商品取引法違反行為と株主総会の議決権行使……大杉謙一
株主提案権制度の見直しの要否――近時の特徴的な行使事例を踏まえて……松尾健一
■シンポジウム
親密圏と家族
企画趣旨……森 謙二
近代日本における「親族」概念と家族……村上一博
世代間関係の変容と親密圏――世代間アンビバレンスの視点から……田渕六郎
親密圏の多様化に家族法はどう対応するのか――日仏比較の視点から……大島梨沙
ポスト生殖革命時代の親子と家族――多元的親子関係と相互浸透的家族……上杉富之
サヴァイヴィング・ファミリィズ……那須耕介
親密圏と家族をどう捉えるか……南野佳代
●論説
法解釈の方法について……前田達明
[解題] 前田教授の論考に寄せて……高橋 眞
●連載
イギリス憲法の実像――その歴史的文脈・29……戒能通厚
【強行法と任意法】
民法550条の強行法規性……有賀恵美子
【取引法研究会レポート】
借家の正当事由に関する裁判例分析から見えてきたもの
――正当事由への様々な誤解……宮崎裕二
【B&Aレビュー】
成瀬 剛「科学的証拠の許容性(1)~(5・完)」●刑事法学の動き……斎藤 司
【民事判例研究】
手術後25年目に発覚した腹腔内タオル残置についての損害賠償請求権の消滅時効・除斥期間……松本克美
【刑事訴訟法判例研究】
再審請求審における刑の執行停止決定(刑訴法448条2項)に対する抗告の可否――東住吉事件……川崎英明
【労働判例研究】
高年法上の継続雇用基準に基づいて継続雇用を拒否された労働者の救済可能性――津田電気計器事件……池田 悠
【史料の窓】
足尾鉱毒事件における生存権保障の陳情書…福井 淳
最高裁新判例紹介
新法令解説
文献月報・判例評釈
メモランダム
第185回国会と戦後経済法の屈折点……土田和博
■特集
株主による付託の揺らぎと
コーポレート・ガバナンス
問題提起……山田泰弘
いわゆる「会社提案と両立しない」株主提案の採決方法についての考察……渡邉 剛
エンプティ・ボーティングをめぐる議論の状況とそこから得られる示唆……白井正和
機関投資家と投資先企業との「対話」の充実に向けて
――機関投資家の「スチュワードシップ責任」の定着に向けた取組み……笠原基和・木村祐基
「従業員選任監査役」導入議論が提起したもの……山田泰弘
「自己修復型ガバナンス」へのいざない
――会社法、内部統制規制、公益通報者保護法の有機的連携の可能性……柿崎 環
経営者のモニタリングとボードの役割――取締役会の型と経営者の評価機能……松中 学
金融商品取引法違反行為と株主総会の議決権行使……大杉謙一
株主提案権制度の見直しの要否――近時の特徴的な行使事例を踏まえて……松尾健一
■シンポジウム
親密圏と家族
企画趣旨……森 謙二
近代日本における「親族」概念と家族……村上一博
世代間関係の変容と親密圏――世代間アンビバレンスの視点から……田渕六郎
親密圏の多様化に家族法はどう対応するのか――日仏比較の視点から……大島梨沙
ポスト生殖革命時代の親子と家族――多元的親子関係と相互浸透的家族……上杉富之
サヴァイヴィング・ファミリィズ……那須耕介
親密圏と家族をどう捉えるか……南野佳代
●論説
法解釈の方法について……前田達明
[解題] 前田教授の論考に寄せて……高橋 眞
●連載
イギリス憲法の実像――その歴史的文脈・29……戒能通厚
【強行法と任意法】
民法550条の強行法規性……有賀恵美子
【取引法研究会レポート】
借家の正当事由に関する裁判例分析から見えてきたもの
――正当事由への様々な誤解……宮崎裕二
【B&Aレビュー】
成瀬 剛「科学的証拠の許容性(1)~(5・完)」●刑事法学の動き……斎藤 司
【民事判例研究】
手術後25年目に発覚した腹腔内タオル残置についての損害賠償請求権の消滅時効・除斥期間……松本克美
【刑事訴訟法判例研究】
再審請求審における刑の執行停止決定(刑訴法448条2項)に対する抗告の可否――東住吉事件……川崎英明
【労働判例研究】
高年法上の継続雇用基準に基づいて継続雇用を拒否された労働者の救済可能性――津田電気計器事件……池田 悠
【史料の窓】
足尾鉱毒事件における生存権保障の陳情書…福井 淳
最高裁新判例紹介
新法令解説
文献月報・判例評釈
メモランダム
2014年4月号(3月26日発売)予価1700円(税込)
労働法・社会法理論のレジティマシー
新自由主義・規制緩和の流れが強まる中、たえず政治的・理論的批判にさらされる労働法学・社会法学。これまで果たしてきた役割と今後果たすべき役割の検証作業を通じ、その正当性を明らかにする。
労働法・社会法理論のレジティマシー……矢野昌浩
労働法における学説と判例……山下 昇
労働法の立法学……奥田香子
労働法学に置ける外国法研究の意義と課題……有田謙司
移行経済(体制転換)と労働法……武井 寛
標準的労働関係モデルと労働法の未来……和田 肇
ワークフェアの社会法学的検討……上田真理
社会保障制度改革の動向と課題……高田清恵
【法律時評】地方選挙で何を問うべきか……渡名喜庸安