雑誌詳細:法律時報 2015年9月号
- 紙の書籍
毎月27日発売
- [特集1]
- 過去の不正義と国際法
- ──日韓請求権協定の現在
定価:税込 1,771円(本体価格 1,610円)
在庫なし
- 発刊年月
- 2015.08
- 雑誌コード
- 08027
- 判型
- B5判
- ページ数
- 160ページ
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内容紹介
日韓基本条約と日韓請求権協定の締結による国交正常化から50年を迎えた今もなお、日本の植民地支配をめぐる議論が続いている。司法の場における国際法上の取り組みを通して、過去の不正義という問題に迫る。
【法律時評】
歪んでいく刑事司法と研究者の役割……三島 聡
■特集
過去の不正義と国際法──日韓請求権協定の現在
過去の不正義と国際法──日韓国交正常化50周年に寄せて……阿部浩己
日韓請求権協定の射程──何が「解決」されたのか……申 惠ぼん
韓国司法における歴史と法──2012年大法院判決を中心に……金 昌禄
日韓諸条約における植民地支配認識に対する歴史学的考察
──基本関係および請求権をめぐる論議を中心に……吉澤文寿
欧州における「過去の克服」の現在
──独伊戦後賠償に関わる国際司法裁判所判決の履行を違憲とするイタリア憲法裁判所判決を素材として……水島朋則
植民地支配犯罪論の再検討──国際法における議論と民衆の法形成……前田 朗
国際人権機関の法実践──「過去の不正義」への取り組み……徳川信治
●論説
【特別企画】辺野古新基地建設問題の法的論点
辺野古新基地建設問題の現状と法的問題点……新垣 勉
米国における再生可能エネルギー法制の下でのRPSとFITの関係性に関する考察
──カリフォルニア州の制度を素材として……小林 寛
GPS利用捜査とその法的性質──承諾のない位置情報取得と監視型捜査をめぐって……指宿 信
●連載
憲法学のゆくえ・6-3
[座談会]憲法学と国際法学との対話に向けて(後篇)
……森 肇志・宍戸常寿・曽我部真裕・山本龍彦
憲法学からみた最高裁判所裁判官・6
「公共性の空間を支える柱」としての司法を目指して──滝井繁男……見平 典
「国家と法」の主要問題 Le Salon de théorie constitutionnelle・4
平和と秘密──『永遠平和のために』の秘密条項について……小島慎司
【取引法研究会レポート】
弁護士賠償責任保険契約約款における「他人に損害を与えるべきことを予見しながら行った行為」の解釈……塩野隆史
【B&Aレビュー】
森 正『評伝 布施辰治』……渡辺 治
北居 功『契約履行の動態理論 I 弁済提供論』●民法学のあゆみ……松井和彦
北村泰三「警察取調べにおける弁護人立会権をめぐる人権条約の解釈・適用問題──ヨ-ロッパ諸国の動きを中心として」●刑事法学の動き……久岡康成
【EU法判例研究】
障害差別の禁止における「障害」の意義と合理的配慮義務……橋本陽子
【民事判例研究】
マンション管理組合役員に対するひぼう中傷行為等の共同利益背反行為該当性……野口大作
【刑事訴訟法判例研究】
再審請求審における証拠の明白性と供述の信用性──大崎事件第2次再審請求……豊崎七絵
【労働判例研究】
地方公務員法3条3項3号特別職として任用された「常勤的な非常勤職員」からの市職員退職手当条例に基づく退職手当支払請求の可否──中津市(特別職職員)退職手当請求控訴事件……松尾邦之
【史料の窓】
二度誤解された駐日イギリス公使パークス……小野聡子
最高裁新判例紹介
新法令解説
文献月報・判例評釈
メモランダム
歪んでいく刑事司法と研究者の役割……三島 聡
■特集
過去の不正義と国際法──日韓請求権協定の現在
過去の不正義と国際法──日韓国交正常化50周年に寄せて……阿部浩己
日韓請求権協定の射程──何が「解決」されたのか……申 惠ぼん
韓国司法における歴史と法──2012年大法院判決を中心に……金 昌禄
日韓諸条約における植民地支配認識に対する歴史学的考察
──基本関係および請求権をめぐる論議を中心に……吉澤文寿
欧州における「過去の克服」の現在
──独伊戦後賠償に関わる国際司法裁判所判決の履行を違憲とするイタリア憲法裁判所判決を素材として……水島朋則
植民地支配犯罪論の再検討──国際法における議論と民衆の法形成……前田 朗
国際人権機関の法実践──「過去の不正義」への取り組み……徳川信治
●論説
【特別企画】辺野古新基地建設問題の法的論点
辺野古新基地建設問題の現状と法的問題点……新垣 勉
米国における再生可能エネルギー法制の下でのRPSとFITの関係性に関する考察
──カリフォルニア州の制度を素材として……小林 寛
GPS利用捜査とその法的性質──承諾のない位置情報取得と監視型捜査をめぐって……指宿 信
●連載
憲法学のゆくえ・6-3
[座談会]憲法学と国際法学との対話に向けて(後篇)
……森 肇志・宍戸常寿・曽我部真裕・山本龍彦
憲法学からみた最高裁判所裁判官・6
「公共性の空間を支える柱」としての司法を目指して──滝井繁男……見平 典
「国家と法」の主要問題 Le Salon de théorie constitutionnelle・4
平和と秘密──『永遠平和のために』の秘密条項について……小島慎司
【取引法研究会レポート】
弁護士賠償責任保険契約約款における「他人に損害を与えるべきことを予見しながら行った行為」の解釈……塩野隆史
【B&Aレビュー】
森 正『評伝 布施辰治』……渡辺 治
北居 功『契約履行の動態理論 I 弁済提供論』●民法学のあゆみ……松井和彦
北村泰三「警察取調べにおける弁護人立会権をめぐる人権条約の解釈・適用問題──ヨ-ロッパ諸国の動きを中心として」●刑事法学の動き……久岡康成
【EU法判例研究】
障害差別の禁止における「障害」の意義と合理的配慮義務……橋本陽子
【民事判例研究】
マンション管理組合役員に対するひぼう中傷行為等の共同利益背反行為該当性……野口大作
【刑事訴訟法判例研究】
再審請求審における証拠の明白性と供述の信用性──大崎事件第2次再審請求……豊崎七絵
【労働判例研究】
地方公務員法3条3項3号特別職として任用された「常勤的な非常勤職員」からの市職員退職手当条例に基づく退職手当支払請求の可否──中津市(特別職職員)退職手当請求控訴事件……松尾邦之
【史料の窓】
二度誤解された駐日イギリス公使パークス……小野聡子
最高裁新判例紹介
新法令解説
文献月報・判例評釈
メモランダム
2015年10月号(2015年9月28日発売)予価1610円+税
親子法の現在と未来──社会の動きに民法はどのように向かい合うのか(仮題)
生殖補助医療の発展などを背景に、法における親子の意味を問われる場面が続いている。制度設計を論じる上で必須となる法的基礎を、第一線の論者が集い考察する大特集。