雑誌詳細:法律時報 2016年5月号
- 紙の書籍
毎月27日発売
- [特集1]
- 個人主義と選挙
定価:税込 2,090円(本体価格 1,900円)
在庫なし
- 発刊年月
- 2016.04
- 雑誌コード
- 08027
- 判型
- B5判
- ページ数
- 188ページ
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内容紹介
集団的自衛権行使容認をめぐる動きの中、私たちは「個人」による政治的意思表明の集合化を目の当たりにした。その「個人」の政治的意思表明は「選挙」と繋がるか。本特集は、その連続と不連続の主題を考える。
【法律時評】
法律判断の「作法」と法律家の役割──認知症鉄道事故の最高裁判決に寄せて……米村滋人
■特集:個人主義と選挙
立憲主義とその危機——歴史的考察……水林 彪
「憲法の番人」に関する考察……蟻川恒正
ポピュリズムと「統治の正統性」……大河内美紀
表現の自由と選挙権の適切な関連づけのために……毛利 透
「選挙の公正」と憲法学──もうひとつの立憲主義と民主主義……中島 徹
利己主義と選挙……森田 果
デモと選挙の間……工藤郁子
政権選択にまつわる対照性の揺らぎ……空井 護
■小特集:同性婚の比較研究
企画趣旨……本山 敦
イギリス──パートナーシップ制度と婚姻制度の並立……田巻帝子
アメリカ合衆国──法律上の婚姻の定義をめぐって……鈴木伸智
ニュージーランド──生殖の機会の平等から婚姻の機会の平等へ……梅澤 彩
フランス──「すべての者のための婚姻」と残された不平等……大島梨沙
ブラジル──男女の安定した結合から同性間の婚姻へ……マルセロ デ アウカンタラ
同性カップルによる婚姻から家族形成へ……渡邉泰彦
●論説
安保関連法と憲法研究者──藤田宙靖氏の議論に寄せて……水島朝穂
被災地における子どもの貧困と子ども支援……荒牧重人
衆議院の都道府県間定数配分について──なぜアダムズ方式なのか……品田 裕
性犯罪規定の見直し──改正案の思想は一貫しているか……本庄 武
●連載
憲法学からみた最高裁判所裁判官・13
理論派の硬骨漢──谷口正孝……田代亜紀
「国家と法」の主要問題 Le Salon de theorie constitutionnelle・11
選挙と代表・正統性──フランスにおける政治法の一側面……只野雅人
民法理論の対話と創造・1-2
「抵当本質論の再考序説」その他について(下)……鳥山泰志
【B&Aレビュー】
河村 浩・中島克巳『要件事実・事実認定ハンドブック——ダイアグラムで紐解く法的思考のヒント』……古賀秀雄
山城一真『契約締結過程における正当な信頼』●民法学のあゆみ……吉政知広
竹川俊也「刑事責任能力における精神鑑定人の役割(1)(2・完)」●刑事法学の動き……浅田和茂
【EU法判例研究】代理出産依頼母に対する出産休暇拒否と性差別ないし障碍差別の成否……黒岩容子
【民事判例研究】元利均等分割返済方式によって返済する旨の金銭消費貸借における約定返済額を超過する額の支払いの充当関係……小山泰史
【刑事訴訟法判例研究】
誤捜査の国賠法上の違法性の判断基準……田淵浩二
【労働判例研究】
損害賠償と労災保険法上の遺族補償年金の損益相殺的調整の方法──フォーカスシステムズ事件……松本克美
【史料の窓】
明治期立憲政治の胎動……福井 淳
新法令解説
文献月報・判例評釈
メモランダム
法律判断の「作法」と法律家の役割──認知症鉄道事故の最高裁判決に寄せて……米村滋人
■特集:個人主義と選挙
立憲主義とその危機——歴史的考察……水林 彪
「憲法の番人」に関する考察……蟻川恒正
ポピュリズムと「統治の正統性」……大河内美紀
表現の自由と選挙権の適切な関連づけのために……毛利 透
「選挙の公正」と憲法学──もうひとつの立憲主義と民主主義……中島 徹
利己主義と選挙……森田 果
デモと選挙の間……工藤郁子
政権選択にまつわる対照性の揺らぎ……空井 護
■小特集:同性婚の比較研究
企画趣旨……本山 敦
イギリス──パートナーシップ制度と婚姻制度の並立……田巻帝子
アメリカ合衆国──法律上の婚姻の定義をめぐって……鈴木伸智
ニュージーランド──生殖の機会の平等から婚姻の機会の平等へ……梅澤 彩
フランス──「すべての者のための婚姻」と残された不平等……大島梨沙
ブラジル──男女の安定した結合から同性間の婚姻へ……マルセロ デ アウカンタラ
同性カップルによる婚姻から家族形成へ……渡邉泰彦
●論説
安保関連法と憲法研究者──藤田宙靖氏の議論に寄せて……水島朝穂
被災地における子どもの貧困と子ども支援……荒牧重人
衆議院の都道府県間定数配分について──なぜアダムズ方式なのか……品田 裕
性犯罪規定の見直し──改正案の思想は一貫しているか……本庄 武
●連載
憲法学からみた最高裁判所裁判官・13
理論派の硬骨漢──谷口正孝……田代亜紀
「国家と法」の主要問題 Le Salon de theorie constitutionnelle・11
選挙と代表・正統性──フランスにおける政治法の一側面……只野雅人
民法理論の対話と創造・1-2
「抵当本質論の再考序説」その他について(下)……鳥山泰志
【B&Aレビュー】
河村 浩・中島克巳『要件事実・事実認定ハンドブック——ダイアグラムで紐解く法的思考のヒント』……古賀秀雄
山城一真『契約締結過程における正当な信頼』●民法学のあゆみ……吉政知広
竹川俊也「刑事責任能力における精神鑑定人の役割(1)(2・完)」●刑事法学の動き……浅田和茂
【EU法判例研究】代理出産依頼母に対する出産休暇拒否と性差別ないし障碍差別の成否……黒岩容子
【民事判例研究】元利均等分割返済方式によって返済する旨の金銭消費貸借における約定返済額を超過する額の支払いの充当関係……小山泰史
【刑事訴訟法判例研究】
誤捜査の国賠法上の違法性の判断基準……田淵浩二
【労働判例研究】
損害賠償と労災保険法上の遺族補償年金の損益相殺的調整の方法──フォーカスシステムズ事件……松本克美
【史料の窓】
明治期立憲政治の胎動……福井 淳
新法令解説
文献月報・判例評釈
メモランダム
2016年6月号(2016年5月27日発売)予価1750円+税
現代日本社会と理論刑法学の展望
多様な問題を抱える現代社会に理論刑法学は「適正」な立法・解釈を提供できているのか。刑罰論・理論刑法学の現状を批判的に検証、展望することで有るべき方向性を探る。
・予定目次
現代社会における刑事責任の所在と表現——企画趣旨説明を兼ねて……伊東研祐
一般予防論の現在と責任論の展望……安田拓人
特別予防論の現在と責任論の展望……城下裕二
刑事違法論と法益論の現在……松原芳博
過失・危険の防止と(刑事)責任の負担……甲斐克則
自救行為の禁止原則と法的保護コスト分配の効率性……伊東研祐