雑誌詳細:法律時報 2016年11月号
- 紙の書籍
- [特集1]
- 消費者契約法の改正
- 発刊年月
- 2016.10
- 雑誌コード
- 08027
- 判型
- B5判
- ページ数
- 192ページ
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内容紹介
制定後初めて実体法部分についての大きな改正がなされた消費者契約法。本年改正が成った内容を確認し、改正の背景と意義、今後の課題について理論的に迫る。
「共謀罪」と「組織犯罪準備罪」……松宮孝明
■特集 消費者契約法の改正
2016年消費者契約法改正の概要と課題……山本敬三
[締結過程の規制]
「勧誘」要件のあり方・第三者による不当勧誘……鹿野菜穂子
不利益事実の不告知と重要事項……山本 豊
困惑類型の追加・不招請勧誘……後藤巻則
合理的な判断をすることができない事情を利用した契約の締結……宮下修一
取消権の行使期間・取消しの効果……松本恒雄
[不当条項規制]
現行規定(8条・9条)の見直し……原田昌和
不当条項リストの追加・10条の見直し──2016年消費者契約法改正が残した課題……大澤 彩
条項使用者不利の原則・その他の論点……河上正二
■小特集 内閣法制局と最高裁判所──近年の「変化」をどうとらえるか
・企画趣旨……佐藤岩夫
・内閣法制局の現在──「黒子」が政治化するまでの軌跡……西川伸一
・最高裁判所の現在──違憲審査制と少数意見制の活性化の背景と特徴……見平 典
・内閣法制局と最高裁判所の現在──「統治=執政」の法的統制のゆくえ……佐藤岩夫
・内閣法制局と最高裁判所── 一憲法研究者からのコメント……毛利 透
・行政法学からみた「内閣法制局と最高裁判所」……中川丈久
●論説
裁判所による法治主義・地方自治の破壊——辺野古訴訟高裁判決の問題点と上告審の課題……岡田正則
取締役の監視義務と割合的責任について……増田友樹
●連載
・憲法学からみた最高裁判所裁判官・19……巻 美矢紀
周辺においやられた者の声に耳を傾けた長官──島田仁郎
・「国家と法」の主要問題 Le Salon de théorie constitutionnelle・17……江原勝行
多元主義法理論の共時性と通時性──サンティ・ロマーノの「制度」概念と憲法秩序の変動
・民法理論の対話と創造・4-2……水津太郎
財貨帰属と代位法理(下)
【B&Aレビュー】
和田 肇『労働法の復権──雇用の危機に抗して』……野田 進
坂下陽輔「正当防衛権の制限に関する批判的考察(一)〜(五)・完」●刑事法学の動き……玄 守道
【EU法判例研究】
欧州委員会の提案撤回権……中西優美子
【民事判例研究】
監護親に対し非監護親が子と面会交流をすることを許さなければならないと命ずる審判に基づき間接強制決定をすることができる場合……二宮周平
【刑事訴訟法判例研究】
憲法37条1項の保障する「公平な裁判所の裁判」を受ける権利と区分審理制度……関口和徳
【労働判例研究】
セクシュアル・ハラスメントに関わる懲戒処分の有効性──海遊館事件……大木正俊
【史料の窓】
足尾鉱毒事件の請願書と鉄道利用の提言……福井 淳
新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム
2016年12月号(2016年11月26日発売)予価2900円+税
特集=2016年学界回顧
恒例企画の2016年版。本年からは、従来のベースを維持しつつ、学界に寄与する注目の業績を特にセレクトして、その意義を伝えることに重きを置いた体裁に全面リニューアル。
2016年学界回顧
憲法……横大道聡+新井誠+岡田順太+柴田憲司
行政法……下山憲治+小澤久仁男+杉原丈史+日野辰哉
租税法……浅妻章如
刑法……十河太朗+谷直之+岡本昌子+緒方あゆみ
刑事政策……松原英世
民法(財産法)……新井 誠+小賀野晶一+原田 剛+遠藤研一郎+高田 淳+執行秀幸
民法(家族法)……二宮周平+佐々木健+松久和彦
環境法……北村喜宣+横内 恵+小島 恵
会社法……行澤一人+釜田薫子+古川朋雄+永江 亘
商法総則商行為・保険海商航空法……土岐孝宏+新里慶一
経済法……山本裕子
消費者法……川地宏行
知的財産法……宮脇正晴+今村哲也+愛知靖之
労働法……唐津 博+有田謙司+榊原嘉明+松井良和
社会保障法……橋爪幸代
民事訴訟法……芳賀雅顯+工藤敏隆+岡田洋一+長島光一
刑事訴訟法……渕野貴生
国際法……齋藤民徒+豊田哲也+西 平等
国際私法……北坂尚洋
法社会学……山田惠子
法哲学……那須耕介
法制史……小倉真紀子+河野恵一+桑原朝子+矢切 努+赤城美恵子+柳橋博之+松本英実+佐々木健+屋敷二郎+苑田亜矢