雑誌詳細:法律時報 2018年7月号
- 紙の書籍
毎月27日発売
- [特集1]
- 最高裁判所の行政法解釈学
定価:税込 1,925円(本体価格 1,750円)
在庫なし
- 発刊年月
- 2018.06
- 雑誌コード
- 08027
- 判型
- B5判
- ページ数
- 168ページ
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内容紹介
近年、行政法に関する最高裁判例で打ち出されている新たな考え方・概念を分析し、裁判所の行政法解釈の変化を明らかにする。
【法律時評】
2018年の放送制度改革——戦後改革の形骸化から崩壊へ……稲葉一将
■特集
最高裁判所の行政法解釈学
最高裁の行政法解釈学——解題と試論……亘理 格
行政法と憲法——行政裁量審査の内と外……渡辺康行
平等原則と比例原則……原田大樹
行政法における「信義則」と「権利濫用禁止」の概念
——例外的規範か、それともユビキタスな規範か……中川丈久
審査基準・処分基準と理由の提示——平成23年判決の再読……野口貴公美
裁量審査の密度と方法——裁量学説と最高裁の法解釈……深澤龍一郎
原告適格における個別的保護利益性
——サテライト大阪判決再読を手がかりに……神橋一彦
処分性判断における仕組み解釈……高木英行
■小特集
福島原発事故被害救済の現段階
——集団訴訟の動向を中心に
序論——福島原発事故被害の現状と課題……吉村良一
福島原発事故における国の責任……北村和生
福島原発事故賠償における「損害論」——集団訴訟を中心に……吉村良一
原発ADRの現状と課題……小島延夫
原発事故避難者の居住の危機……津久井 進
●論説
定型約款の変更……桑岡和久
●連載
戦後憲法学の70年を語る——高橋・高見憲法学との対話・4-3 [最終回]
第12回 日本社会と憲法学
……高橋和之・高見勝利/宍戸常寿・林 知更・小島慎司・西村裕一
原発問題から検証する公法理論・6-2
伝統的許可制度の現代的変容(下)
——原子炉設置許可とバックフィット命令を素材にして……米田雅宏
拐取罪を巡る比較法的・沿革的分析・5-2
アメリカ合衆国における家族による児童の連れ去りに対する処罰のあり方(上)……佐伯仁志
労働法理論の探究・6-1
強行法規はなぜ必要か?(上)
——労働法における強行法規と自由意思……水町勇一郎
【B&Aレビュー】
名古道功『ドイツ労働法の変容』……和田 肇
大山 徹「組織的詐欺罪について」●刑事法学の動き……斉藤豊治
大谷彬矩「『行刑の社会化』論の再検討——代替概念としての『同化原則』の可能性」
●刑事法学の動き……浅田和茂
【債権法判例の行方】
債権の消滅時効の起算点……秋山靖浩
【刑事訴訟法判例研究】
訴訟法上の事実の認定の瑕疵に関する新規・明白な証拠と刑訴法435条6号
——札幌おとり捜査事件即時抗告棄却決定……豊崎七絵
【労働判例研究】
勤務医に対する残業代込みの年俸支給の有効要件
——医療法人社団Y(割増賃金)事件……淺野高宏
【史料の窓】
戦争調査会事務局書類……長谷川貴志
新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム
2018年の放送制度改革——戦後改革の形骸化から崩壊へ……稲葉一将
■特集
最高裁判所の行政法解釈学
最高裁の行政法解釈学——解題と試論……亘理 格
行政法と憲法——行政裁量審査の内と外……渡辺康行
平等原則と比例原則……原田大樹
行政法における「信義則」と「権利濫用禁止」の概念
——例外的規範か、それともユビキタスな規範か……中川丈久
審査基準・処分基準と理由の提示——平成23年判決の再読……野口貴公美
裁量審査の密度と方法——裁量学説と最高裁の法解釈……深澤龍一郎
原告適格における個別的保護利益性
——サテライト大阪判決再読を手がかりに……神橋一彦
処分性判断における仕組み解釈……高木英行
■小特集
福島原発事故被害救済の現段階
——集団訴訟の動向を中心に
序論——福島原発事故被害の現状と課題……吉村良一
福島原発事故における国の責任……北村和生
福島原発事故賠償における「損害論」——集団訴訟を中心に……吉村良一
原発ADRの現状と課題……小島延夫
原発事故避難者の居住の危機……津久井 進
●論説
定型約款の変更……桑岡和久
●連載
戦後憲法学の70年を語る——高橋・高見憲法学との対話・4-3 [最終回]
第12回 日本社会と憲法学
……高橋和之・高見勝利/宍戸常寿・林 知更・小島慎司・西村裕一
原発問題から検証する公法理論・6-2
伝統的許可制度の現代的変容(下)
——原子炉設置許可とバックフィット命令を素材にして……米田雅宏
拐取罪を巡る比較法的・沿革的分析・5-2
アメリカ合衆国における家族による児童の連れ去りに対する処罰のあり方(上)……佐伯仁志
労働法理論の探究・6-1
強行法規はなぜ必要か?(上)
——労働法における強行法規と自由意思……水町勇一郎
【B&Aレビュー】
名古道功『ドイツ労働法の変容』……和田 肇
大山 徹「組織的詐欺罪について」●刑事法学の動き……斉藤豊治
大谷彬矩「『行刑の社会化』論の再検討——代替概念としての『同化原則』の可能性」
●刑事法学の動き……浅田和茂
【債権法判例の行方】
債権の消滅時効の起算点……秋山靖浩
【刑事訴訟法判例研究】
訴訟法上の事実の認定の瑕疵に関する新規・明白な証拠と刑訴法435条6号
——札幌おとり捜査事件即時抗告棄却決定……豊崎七絵
【労働判例研究】
勤務医に対する残業代込みの年俸支給の有効要件
——医療法人社団Y(割増賃金)事件……淺野高宏
【史料の窓】
戦争調査会事務局書類……長谷川貴志
新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム
2018年8月号(2018年7月27日発売)予価1750円+税
特集=法学と試験
法学と試験とは切っても切れない関係にある。
だが、司法試験「制度」を論じる以上の議論は乏しい。
本特集では試験を通じた法学教育の価値、ひいては法学研究そのものについての考察を目指す。
1 日本の試験……苅部 直(東京大学)
2 裁判官と試験……加藤新太郎(中央大学)
3 検察官、弁護士と試験……葉玉匡美(弁護士・上智大学)
4 理想的な司法試験……安念潤司(中央大学)
5 [座談会]憲法・民法・刑法・行政法担当者が語る「法学と試験」
……宍戸常寿(東京大学)・水津太郎(慶應義塾大学)・橋爪隆(東京大学)・大貫裕之(中央大学)・小粥太郎(一橋大学)
6 [インタビュー]泉徳治元最高裁判事に聞く……聞き手:尾崎一郎(北海道大学)・小粥太郎(一橋大学)
小特集=所有者不明土地と登記——日本登記法研究会第2回研究大会
……吉田克己(早稲田大学)・櫻井清(司法書士)・戸倉茂雄(土地家屋調査士)・水津太郎(慶應義塾大学)・道垣内弘人(東京大学)
特別企画=『現代憲法学の位相』を読む
……藤谷武史(東京大学)・西村裕一(北海道大学)・林知更(東京大学)