雑誌詳細:法学セミナー   2023年3月号

2023年3月号 通巻 818号

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毎月12日発売
[特集1]
差別問題のいま
——法は差別とどう向き合うのか
定価:税込 1,540円(本体価格 1,400円)
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在庫僅少
発刊年月
2023.02
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
132ページ
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内容紹介

現代社会にはどのような差別問題があるのか。法は、差別にどのような救済を図り、どのような課題があるのかを展望する。

※『法学セミナー』の電子書籍Kindle版(法セミe-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

●特集●
差別問題のいま
——法は差別とどう向き合うのか

性風俗営業に対する差別的取扱い…………玉蟲由樹

教員の多忙化という差別問題…………堀口悟郎 

同性婚問題からみる平等の救済方法………松原俊介 

ルッキズムと憲法学…………新井 誠 

賃貸借問題と医学部入試問題からみる差別――民法は差別問題にどう立ち向かうのか…………茂木明奈 

ポリティカル・コレクトネスの意義と限界――差別との闘いが孕む差別…………森 悠一郎 

法学者の本棚●学問における「意志」の力……滝沢昌彦 
        ――ニーチェ『悲劇の誕生』

#ゼミを語ろう●神戸大学法学部 角松生史ゼミ(行政法) 

論説●行政機関が「終審として裁判を行ふ」ことにしてよいのか?
──最高裁2022(令和4)年12月8日判決(辺野古裁決抗告訴訟)……岡田正則 
令和4年司法試験(行政法)の出題に関する疑義
──行政法規(処分要件)の解釈と実体的違法事由をめぐって
……中川丈久=興津征雄 


連載●ここに弁護士がいてよかった【第18回】只々筋目を以て何方へも合力す……木本茂樹 

●憲法へようこそPartⅡ【Unit2】More Freely!――生存権とその可能性……宮村教平 

●Law of IoB――インターネット・オブ・ブレインズの法
【第11回】神経科学の多階層性──生物学的見地から[後編:ディスカッション]…………柚﨑通介=駒村圭吾=松尾剛行=小久保智淳=西村友海=福士珠美=大島義則=酒井麻千子 

●憲法と行政法の交差点【第12回】「コップの中の嵐」と裁判所――部分社会論のゆくえ……栗島智明

●契約法を考える【第24回】契約不適合責任……山城一真 

●紛争類型で学ぶ民法演習【第34回】共有不動産の管理・処分について学ぶ(発展編)
──遺産共有されている不動産をめぐる紛争を素材に……千葉惠美子 

●家族法のアラカルト【第5回】嫡出推定・否認制度の見直しをめぐって(その3)
――嫡出否認と「子の利益」・「父の利益」(下)……石綿はる美 

●歴史に学ぶ商法・会社法【第14回】株式会社の代表(その2)……高田晴仁 

●応用刑法Ⅱ[各論]【第54講・最終回】名誉毀損罪における真実性の錯誤……大塚裕史 

最新裁判例研究
●民 法…………木戸 茜 
システム開発契約においてベンダがシステム完成義務を負うことが否定された事例
[東京高判令和3・4・21判タ1491号20頁]

●刑事訴訟法…………堀田尚徳 
被押収者が刑訴法222条1項により準用される同法123条1項に基づき押収物の還付を請求することは権利の濫用として許されないとされた事例
[最一決令和4・7・27裁時1796号4頁]

●労働法…………本庄淳志 
三菱重工業事件
[名古屋高判令和4・2・18 LEX/DB:25593036]


書評●新井 誠=上田健介=大河内美紀=山田哲史編『世界の憲法・日本の憲法――比較憲法入門』…………江島晶子 

※連載「裁判実務と対話する刑法理論」は休載いたします。

法学セミナー2023年4月号

法学入門2023――いま法を学ぶ意味

決まり切ったルールを定めたかのようにみえる法学も、時代や社会の中で変化を続けている。法学の変化に焦点を当てた法学入門特集。

●予価1540円(税込)/2023年3月10日発売予定