雑誌詳細:法律時報  2023年9月号

2023年9月号 通巻 1194号

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毎月27日発売
[特集1]
「地域」の分野横断的・学際的検討
定価:税込 1,925円(本体価格 1,750円)
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発刊年月
2023.08
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
168ページ
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内容紹介

実定法制度における「地域」とは何か。各法分野から検証する総論、福祉や環境などの対象から迫る各論を通じ、概念の深化を目指す。

※『法律時報』の電子書籍Kindle版(法律時報e-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

【法律時評】
教員の労働時間を考える……西谷 敏
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■特集=「地域」の分野横断的・学際的検討
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企画趣旨……飯島淳子

国土管理・土地利用と「地域」……吉原祥子

環境法における「地域」の位置づけ……島村 健

福祉国家における「地域」の意味
——憲法学の側からの一考察……尾形 健

警察行政における地域……田村正博

見え隠れする「地域」の水脈をたどって……荒木田 岳

地域住民及びその団体の多様化と位置づけ……長谷川貴陽史

〈地域〉をめぐる統治と抵抗
——福祉国家以後における「社会的なもの」の帰趨……山羽祥貴

現在の「地域」と行政法学……中嶋直木

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●論説
「土地所有者不明事件」の怪……木庭 顕 


●連載
紛争が戦争とならないために
——領域支配をめぐる対立の制御における国際法の役割・11
チャゴス諸島領有権紛争における国際裁判所の役割(下)
  ……西元宏治

法をめぐるミスコミュニケーション・5-1
「政治」という他者(上)
——憲法学から見た「法のミスコミュニケーション」
  ……林 知更

幻の創文社版『憲法綱要』とその批判的検討・9
角馬カトブレパの脚——あるいは「自由主義」の境域
  ……中島 徹

行政法学のリ・デザイン——二元的思考を超えて・5-2
抗告訴訟と当事者訴訟の意義の変遷と今後の展望(下)
  ……長谷川佳彦

平成民法学の歩み出し・25
団体としての家族とその「保護」
——高橋朋子『近代家族団体論の形成と展開——家族の団体性と個人性』
  ……石綿はる美

公判外供述の比較法研究・2-6
ドイツの刑事手続上の公判外供述(6・完)——直接主義を中心に
  ……川島享祐

日本的雇用を問い直す・9
ガラスの天井を割るのは誰か?
——コース制を女性の管理職登用の視点から問い直す
  ……所 浩代


【イギリス刑法の現在地】
不同意撮影・共有罪をめぐるイギリスの新規制案……仲道祐樹


【B&Aレビュー】
松宮孝明『刑事再審制度の意味とその改革』●刑事法学の動き
  ……加藤克佳

山本和輝「動物虐待に対する正当防衛・緊急避難(1)〜(2・完)
——ドイツにおける議論状況の検討を中心に」●刑事法学の動き
  ……川口浩一


【労働判例研究】
消防職員に対する停職6か月の懲戒処分が適法とされた事例
——氷見市消防職員事件……早津裕貴 


【史料の窓】
在外公館が報じた中華民国の抗日宣伝と満州国……長谷川怜



最高裁新判例紹介/新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム

法律時報 2023年10月号(2023年9月27日発売)

特集=民亊裁判IT化と民事手続き法学

法改正により民事裁判IT化の議論が進む中で浮き彫りになった問題に対して、民事手続法学と他分野の対話を通して検討する。

■予価:税込 2,035円