雑誌詳細:法学セミナー  2024年11月号

2024年11月号 通巻 838号

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毎月12日発売
[特集1]
刑事司法によって傷つく人たち
定価:税込 1,540円(本体価格 1,400円)
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在庫あり
発刊年月
2024.10
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
112ページ
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内容紹介

刑事司法システムは、ときに歪みを生じさせる。それによって傷つけられた人たちへの救済が、正しく機能しているかを考えよう。


※『法学セミナー』の電子書籍Kindle版(法セミe-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

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■特集= 刑事司法によって傷つく人たち
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企画趣旨…………中島 宏

利益再審の意義と法改正の展望……豊崎七絵

国家賠償請求訴訟を通じた救済は可能か?……水野陽一 

上訴は救済制度として機能しているのか……中川孝博 

刑事手続における被害者関連情報の保護……中島 宏 

日本における加害者家族支援のこれから……阿部恭子 

刑事事件とメディア
――「犯罪加害者」家族、「犯罪被害者」「冤罪被害者」報道を考える
  ……山田隆司

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■法学者の本棚
人間の感情の機微に向き合う……平良小百合
――芥川龍之介『羅生門・鼻』


■論説
歴史学と訴因――歴史学から刑事事実認定学が学ぶべきこと
  ……石塚章夫


■連載
とある元裁判官の随想録【第8回】
勉強方法の発見!――大学入試に苦労した話……大島眞一

FOCUS憲法Ⅴ【第4回】
ヘイトスピーチ条例の合憲性をめぐる事例分析[問題解説編]
――表現内容規制の争い方……伊藤 建

憲法よりもまだ深く【第7回】
表現の自由は儚く――民主主義と自己統治……江藤祥平

主張立証構造からアプローチする基本民法判例【第8回】
契約不適合の判断構造と品質保証合意(前編)
  ……高 秀成

紛争類型で学ぶ民法演習【第43回】
建物の建築と工作物責任(発展編)……千葉惠美子

くらべてわかる会社法【第8回】
株主総会に代表取締役の選定権限を与える定款規定の効力
  ……山下徹哉

新しい刑事政策【第8回】
修復的司法を考える――修復レンズで犯罪と司法をみる
  ……謝 如媛

入門刑法Ⅰ[総論]【第20講】
共同正犯の処罰範囲――承継的共同正犯と共同正犯関係の解消
  ……大塚裕史


■最新裁判例研究
労働法…………井川志郎 
協同組合グローブ事件
[最三小判令和6・4・16労判1309号5頁]

知的財産法…………宮脇正晴 
AIは特許法上の発明者といえるか
[東京地判令和6・5・16判タ1521号241頁]

商 法…………藤林大地 
建築基準法に基づく技術的基準に適合しない製品の販売と報告・公表義務
――TOYO TIRE株主代表訴訟事件
[大阪地判令和6・1・26資料版/商事法務482号130頁]


■書評
千葉勝美 著『同性婚と司法』……木下昌彦




※連載「裁判実務と対話する刑法理論」、石綿はる美「家族法のアラカルト」は休載いたします。



法学セミナー2024年12月号

特集=刑法研究者が作った論証パターン

刑法の答案の書き方、悩んでいませんか? 学説史・判例の双方を踏まえた論証パターンを学べる、司法試験受験生必見の企画。

■予価:税込1,540円/2024年11月12日発売