雑誌詳細:法学セミナー  2025年1月号

2025年1月号 通巻 840号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
家庭裁判所にできること
定価:税込 1,540円(本体価格 1,400円)
在庫なし
発刊年月
2024.12
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
116ページ

内容紹介

家庭裁判所の中では、誰がなにをしているの? 「家庭」の在り方がゆらぐいま、家庭裁判所が目指すべき未来について考えよう。

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■特集= 家庭裁判所にできること
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家庭裁判所の歩みとこれからの役割……西岡清一郎 

相続と民法と家庭裁判所……櫛橋明香 

家族の中の子の利益……山口亮子 

子ども虐待に対する司法の役割……橋爪幸代 

友の会付添人から見た非行少年と家庭裁判所……岡田行雄 

家庭裁判所調査官のある一日……廣田邦義 

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■法学者の本棚
法律はいつでも守らなければならないのか……松井茂記
――手塚治虫『ブラック・ジャック(1)』


■特別企画
赤根智子・国際刑事裁判所所長に聞く(上)
世界で起きていることは、日本でも起きること
  ……赤根智子=越智 萌(聞き手)


■論説
「正確で分かりやすい」法律文章(あるいは日本語文章)の作り方
――白石忠志『法律文章読本』を読む……笹倉宏紀


■連載
とある元裁判官の随想録【第10回】
裁判官への道──なぜ裁判官になったか?……大島眞一

FOCUS憲法Ⅴ【第6回】
代理投票における投票補助者の選出と投票の秘密[問題解説編]
  ……伊藤 建

憲法よりもまだ深く【第9回】
声なき反抗者たち――言論と抗議運動……江藤祥平

紛争類型で学ぶ民法演習【第45回】
契約締結過程における不適切な説明・情報提供行為と不法行為責任(基礎・発展編)
  ……千葉惠美子

家族法のアラカルト【第19回】
監護者指定をめぐって(下)――監護者の権限と親権者との関係を中心に
  ……石綿はる美

新しい刑事政策【第10回】
地方再犯防止推進計画――刑事政策における地方公共団体の責務
  ……高橋有紀

裁判実務と対話する刑法理論【第41回】
殺人罪の実行の着手(その2)……東條明徳

入門刑法Ⅰ[総論]【第22講】
罪数論の基礎(1)――本来的一罪……大塚裕史


■最新裁判例研究
刑事訴訟法…………河村有教 
録音録画記録媒体を信用性判断のための補助証拠として採用した範囲を超えて
実質証拠として使用しているものと評価せざるを得ず違法があるとされた事例
[東京高判令和4・3・9LEX/DB:25572127]

民事訴訟法………安永祐司 
検察官による取調べの録音録画記録媒体に対する文書提出命令が認められた事例
[最二小決令和6・10・16裁判所ウェブサイト]

商 法…………清水円香 
責任追及等の訴え係属中のキャッシュ・アウトと株主の原告適格
[東京高判令和6・3・6資料版商事法務485号173頁]



※連載・高秀成「主張立証構造からアプローチする基本民法判例」、
山下徹哉「くらべてわかる会社法」は休載いたします。



法学セミナー2025年2月号

特集=公務員の働き方と法——民間との違いを考える

国や地方公共団体で働く人々にとって、解決すべき法的課題とは? 民間との比較を通じて、公務員の働き方を改めて考えてみよう。
●予価1540円(税込)