第１章　患者の権利運動
とりわけ入院した場合に権利が重要になってくる。それはなぜ？
医療と権利についてみんなが関心をもつことが大切。それはなぜ？
医療に関しては権利を云々しても意味がないのでは？
権利がある、とは具体的にはどういう意味？
患者にはどんな権利がある？
患者の権利章典のモデル
病気やケガをしている患者が、実際に権利を行使できる？
アメリカには医療を受ける権利を定めた法律はある？
患者が権利を主張するのに、いまの医師-患者関係の何がさまたげになっている？
いつかは、患者がふたたび意思決定の主役になれる？
第２章　インフォームド・コンセント
ただの同意とインフォームド・コンセントとは、どこが違う？
インフォームド・コンセントの原理とは？
裁判所がインフォームド・コンセントの原理をとり入れたのはなぜ？
インフォームド・コンセントが必要になるのはどんな時？
インフォームド・コンセントは、入院していない時、たとえば外来や診療所を受診した場合にも重要なもの？
同意は判断能力のある人が自発的に行うものでないといけない、と言われるが、どういう意味？
患者に判断能力がなければ、代わりに家族が同意してもかまわない？
これから行なう治療や処置について患者に説明しなくても許されるのはどんな場合？
同意書の目的は？
「全面的」同意書とは？
全面的同意書は法律上どんな意味をもつ？
同意書にはどんなことが書かれていないといけないか？
患者は同意書のことをどう思っている？
病院や医師を告訴しないと書かれた同意書に拘束力はある？
同意書に署名する以外にも法律で有効と認められる同意の方法はある？
同意書に署名してしまった後でも、同意は撤回できる？
治療は拒否できる？
患者が治療を拒否した場合に、病院のやるべきことは？
受けた説明が適切なものかどうか、患者はどうやって判断する？
第３章　臨死患者のケア
医療者が患者をターミナル（末期）だと思っている時には、本人はそのことを知る権利がある？
死期が近づいている患者には、自分が末期状態であることを家族に伏せるように要求する権利がある？
自分の死期が近づいていることを知らされていない患者でも、インフォームド・コンセントを与えることができる？
判断能力のある成人だったら、それをやらないと死んでしまうような治療でも拒否できる？
知的判断能力とは？
患者の判断能力は家族でも判定できる？
患者に判断能力がある場合、治療拒否に対して法律はどんな制限を加えている？
判断能力を失った患者の救命治療は、誰が拒否できる？
裁判所の基準によれば、判断能力を失った患者については、どんな場合に治療を中止できるか？
判断能力がなくなった時に、自分の望む医療が確実に行われるようにするには、どうすればいい？
リビング・ウィルとは？
いまのリビング・ウィル法にはどんな問題がある？
持続的委任状とは？
子どもの生命が延びる可能性がある治療でも、親が拒否してかまわない？
「ベビー・ドゥー」規制とは？
子どもの治療を拒否して親の責任が問われるのは、どんな時？
子どものＱＯＬ（生命の質）を考慮して治療をやめてもよい？
ＣＰＲは何のためのもの？
患者がＣＰＲを拒否してもよい？
患者のＱＯＬが低いという理由で、ＤＮＲを指示してもかまわない？
医学的な適応がなくても、ＣＰＲを要求できる？
患者には、痛みをとるために十分な鎮痛薬を使うように医師に要求する権利がある？
死期が近づいている患者は痛みどめに麻薬を使ってもよい？
医師に生命を絶つよう要求できる権利はある？
自分の家で死ぬ権利は？
死にかけている患者はとくに、実験的治療や特殊な治療の対象になりやすい？
第４章　死、臓器提供、剖検
ひとはいつ死んだとされるか？
脳死とはどういうものか？
死の判定について患者の家族にも発言権がある？
脳死は子どもにも適用される？
自分が死んだら、誰かに臓器を提供しようと考えている人はどうすればよいか？
各個人が臓器提供に条件をつけてもよい？
故人がドナーカードをつくっていなかった場合、最近親者next of kinが臓器提供に同意できる？
ドナーカードに署名しているアメリカ人はどのくらいいる？
「リクワイアード・リクエスト」とか「ルーチン・インクワイアリー」というのは？
親族が臓器提供を拒否した場合に、病院は親族への遺体引き渡し