書籍詳細:生命倫理学講義

生命倫理学講義 医学・医療に何が問われているか

の画像の画像
  • 斎藤 隆雄
  • 監修
  • 神山有史
  • 紙の書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
在庫なし
発刊年月
1998.09
旧ISBN
4-535-56071-4
ISBN
978-4-535-56071-0
判型
A5判
ページ数
304ページ
Cコード
C3012
ジャンル

内容紹介

戦争に医学が果たした役割など、日本の医学がまとう人間的側面を冷静にとらえ、医療過誤、遺伝子治療、胎児診断など、過去・現在・未来の日本の医療倫理の重要テーマをティーチイン。徳島大学医学部の異色の講義録。

目次

1 社会的存在としての人間から医療行為をみる
 ――求められる豊かなイマジネーションと感性
2 医療過誤と患者の権利
 ――医療事故相談センターの実践から
3インフォームド・コンセント
 ――法と判例理論からの検証
4 臓器移植とヒト革命
 ――文明としての医療テクノロジーの行方
5 遺伝子改変動植物と生態系
 ――「人間一人勝ち」の世界に未来はあるか?
6 生まない権利と産む権利
 ――生殖医療のもたらす可能性と限界
7 臨床試験はどうあるべきか
 ――被験者・患者のおかれる立場
8 医学と戦争
 ――いま、医学界に問われていること
9 在宅医療
 ――生命倫理から考える
10 死と医療
 ――医療人類学からの提言
資料