書籍詳細:エゴパシー

エゴパシー 自己の病理の時代

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
在庫なし
発刊年月
1997.12
旧ISBN
4-535-56059-5
ISBN
978-4-535-56059-8
判型
四六判
ページ数
204ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

神戸小学生殺害事件やオウム事件などをはじめ、青年の満たされない心の行き着く先は「エゴパシー=自己の病理」。空虚な自己、生活ソフト欠乏症、ストーカーなどのキーワードをもとに、現代若者の心理と行動を読み解く。

目次

第1章 「空虚な自己」と「エゴパシー」
神戸小学生殺害事件をめぐって
「空虚な自己」と「エゴパシー」
鑑定主文にみる少年の精神状態
第2章 「生活ソフト欠乏症」と「のび太症候群」
「生活ソフト欠乏症」
「のび太症候群」
第3章 ストーカー
ストーカー、ストーキングの定義
ストーキングの動機
ストーキングとエロトマニア
ストーキングの対象とその分類
ストーカーの時代的・文化的背景
ストーキング防止に向けて
第4章 現代若者の攻撃性
日本における暴力犯罪の特徴
攻撃性からみた自殺と殺人
現象論
原因論
少年非行の気になる動向
第5章 多重人格とその現代的意義
多重人格への関心
多重人格の発見とその研究史
司法精神医学的問題
多重人格の治療など
多重人格と現代
第6章 こころの傷
心的外傷後ストレス障害
ジャネ・ルネッサンス
ジャネの生涯
ジャネの業績と思想
ジャネ理論における外傷体験
ジャネ再発見の意義
犯罪学方法論の史的考察序論
学際的科学
「犯罪学」の定義
犯罪学の誕生まで
ロンブローゾと犯罪人類学派
反ロンブローゾ主義
フランス・ベルギー学派
ドイツ・オーストリア学派
犯罪学の現状と方法論的諸問題
犯罪精神病理学の再生
あとがき