書籍詳細:子どもたちの「かすれた声」

子どもたちの「かすれた声」 スクールカウンセラーが読み解く「キレる」深層心理

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  • 長谷川 博一
  • 紙の書籍
定価:税込 1,650円(本体価格 1,500円)
在庫なし
発刊年月
1998.07
旧ISBN
4-535-56121-4
ISBN
978-4-535-56121-2
判型
四六判
ページ数
224ページ
Cコード
C3011
ジャンル

内容紹介

なぜ、子どもたちは「キレる」のか? 悩みを抱える子どもたちの「かすれた声」に耳を傾け、正面から向き合ってきた著者が、豊富な臨床経験をもとに「キレる」メカニズムの全容を解明し、処方箋を提言。

目次

第1章 「キレた」少年のナイフ事件
 ナイフ事件の衝撃
 なぜ中学生はナイフを持つのか 
 「キレる」という表現をめぐって
 事件の少年は「キレた」のか
 大人のとまどい
第2章 深層心理学で「キレ」を考える
 こころを診断するということ
 解離のメカニズム
 無意識という主体
 どのように「キレる」のか
 心理学は脳科学で解けるか
第3章 光と影のバランスを崩す子どもたち
 人格の「光」と「影」
 解離の準備段階
 解離が引き起こす「影」の反乱
 「キレた」とき、「キレた」あと
第4章 子どもたちを「キレ」に向かわせたもの
 愛されないアダルト・チルドレン
 侵入自己の正体
 診断名は「複合型PTSD」
 「悪い子」のラベル
 世代連鎖の行く末
第5章 傷ついた子どもと社会
 学校と子どもの癒し
 教師自らの癒し
 「癒し」を進める学校と行政のかたち
 どんな社会を作るか