書籍詳細:新 接見交通権の現代的課題
21世紀にふさわしい、世界に恥じぬ接見交通のシステムを 新 接見交通権の現代的課題 最高裁判決を超えて
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定価:税込 3,300円(本体価格 3,000円)
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内容紹介
いわゆる3.24大法廷判決とその後に続いた小法廷7事件の訴訟関係者による論集。1992年刊『接見交通権の現代的課題』の問題意識を踏まえ、判決批判にとどまらず21世紀への出発をめざす。
目次
序 論 本書の課題
1 日本国憲法上、基本的人権たる接見交通権の問題状況
2 本書の課題と3.24大法廷判決の問題点
第1部 最高裁大法廷判決は我々の問題提起に答えたか
被疑者主体論
─防御の主体は被疑者である
1 原理としての「自己防御権」
2 法理としての「自己防御権」 ほか
刑訴法39条3項の立法的・構造的欠陥
─捜査機関の裁量的運用の変遷と司法統制の失敗
1 旧刑訴時代の弁護人と被疑者・被告人との接見交通及び捜査機関の被疑者に対する訊問権
2 戦時立法と検事による被疑者への訊問権の一般化 ほか
黙秘権をめぐって
1 大法廷判決の判示に則しての批判(その1・取調受忍義務をめぐって)
2 大法廷判決の判示に則しての批判(その2・黙秘権の実効的な保障をめぐって) ほか
留置業務の独自性
1 問題の所在
2 安藤論文の要旨 ほか
大法廷判決と準抗告
1 準抗告に関連する双方の主張の要旨
2 大法廷の判断 ほか
調整論批判
1 大法廷判決の調整論の紹介
2 調整論批判の上告人の弁論の内容 ほか
第2部 各小法廷判決は接見指定の基準を明確にしたか
第二次浅井国賠事件第二小法廷判決について
1 第二次浅井国賠事件の概容
2 指定制度の導入と刑事訴訟法39条3項の法意の歪曲 ほか
伊神国賠事件
─大法廷判決と伊神国賠二事件小法廷判決の多数意見と少数意見
1 事件の経緯
2 多数意見と少数意見 ほか
安藤・斎藤国賠事件
1 事案の概要
2 事件の経緯 ほか
内田国賠事件
─最高裁で逆転勝訴
1 事案の概況
2 2000年6月13日、最高裁第三小法廷 ほか
7事件小法廷判決の総括
1 3.24大法廷判決以後の経過
2 注目の逆転勝訴判決(三小)
第3部 刑事訴訟法39条3項批判
日本刑訴39条3項は国際法違反である
1 国連文書─一般的文書
2 国連文書─被拘禁者保護・拷問禁止決議文書 ほか
不条理な刑訴法39条3項を削除せよ
1 時代錯誤の最高裁大法廷判決
2 不条理な接見指定実務の理論運用 ほか
資 料
平成11年3月24日大法廷判決
最高裁係属7事件一覧表
1 日本国憲法上、基本的人権たる接見交通権の問題状況
2 本書の課題と3.24大法廷判決の問題点
第1部 最高裁大法廷判決は我々の問題提起に答えたか
被疑者主体論
─防御の主体は被疑者である
1 原理としての「自己防御権」
2 法理としての「自己防御権」 ほか
刑訴法39条3項の立法的・構造的欠陥
─捜査機関の裁量的運用の変遷と司法統制の失敗
1 旧刑訴時代の弁護人と被疑者・被告人との接見交通及び捜査機関の被疑者に対する訊問権
2 戦時立法と検事による被疑者への訊問権の一般化 ほか
黙秘権をめぐって
1 大法廷判決の判示に則しての批判(その1・取調受忍義務をめぐって)
2 大法廷判決の判示に則しての批判(その2・黙秘権の実効的な保障をめぐって) ほか
留置業務の独自性
1 問題の所在
2 安藤論文の要旨 ほか
大法廷判決と準抗告
1 準抗告に関連する双方の主張の要旨
2 大法廷の判断 ほか
調整論批判
1 大法廷判決の調整論の紹介
2 調整論批判の上告人の弁論の内容 ほか
第2部 各小法廷判決は接見指定の基準を明確にしたか
第二次浅井国賠事件第二小法廷判決について
1 第二次浅井国賠事件の概容
2 指定制度の導入と刑事訴訟法39条3項の法意の歪曲 ほか
伊神国賠事件
─大法廷判決と伊神国賠二事件小法廷判決の多数意見と少数意見
1 事件の経緯
2 多数意見と少数意見 ほか
安藤・斎藤国賠事件
1 事案の概要
2 事件の経緯 ほか
内田国賠事件
─最高裁で逆転勝訴
1 事案の概況
2 2000年6月13日、最高裁第三小法廷 ほか
7事件小法廷判決の総括
1 3.24大法廷判決以後の経過
2 注目の逆転勝訴判決(三小)
第3部 刑事訴訟法39条3項批判
日本刑訴39条3項は国際法違反である
1 国連文書─一般的文書
2 国連文書─被拘禁者保護・拷問禁止決議文書 ほか
不条理な刑訴法39条3項を削除せよ
1 時代錯誤の最高裁大法廷判決
2 不条理な接見指定実務の理論運用 ほか
資 料
平成11年3月24日大法廷判決
最高裁係属7事件一覧表