書籍詳細:先を見よ、今を生きよ
「政策不況」を乗り越えるための本質的な論考! 先を見よ、今を生きよ 市場と政策の経済学
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内容紹介
いま必要なのは「将来の着地点を見据えて現在の政策を発想する」ことである。「将来が抜け落ちた」政策が声高に叫ばれるなか、あるべき政策フレームワークの本質を問う、第一線の経済学者による冷徹にして真摯な論考。
目次
プロローグ マクロ経済政策をめぐるねじれ現象
1 はじめに
2 政策可能性と政策実現性の距離感
3 経済モデルの選択と政策課題
4 政策実施のスタイルと政策効果
5 何が経済政策の障害なのか?
6 本書のスタイル
第1部 期待形成とコミットメント
第1章 経済予測と期待形成
1 はじめに
2 合理的期待形成とは?
3 マクロ経済予測と合理的期待形成
4 合理的期待仮説のもたらしたもの
第2章 経済政策における規律と裁量
1 短期先出しから長期先出しへ
2 長期と短期の整合性
3 長期的な規律付けについて
4 ポスト・ブレトンウッズのマクロ経済政策
5 日本のマクロ経済政策における真の難しさ
第3章 金融政策の理論と実際
1 金融政策論争における経済学
2 未曾有の超低金利政策
3 物価安定と相対価格
4 貨幣需要と貨幣数量関係
第4章 景気循環と財政政策
1 財政政策と大学
2 景気制御としての財政政策
3 「国債の力」とは?
4 「国債の力」の根拠について
5 財政支出の内実について
第2部 不確実性とマクロ経済政策
第5章 取引コストと流動性
1 しばし閑談
2 取引コストについて
3 流動性需要とマクロ経済
4 流動性需要と日本経済
第6章 流動性危機と公的介入
1 長期の時間分散機能
2 流動性問題と金融政策
3 流動性問題と日本銀行
第7章 リスク配分とマクロ経済政策
1 はじめに
2 マクロ経済学における金利リスク
3 金利リスクからみた積極財政のコスト
4 マイルドなインフレーションへの道
5 民間のリスク管理と政府の経済政策
第3部 合理的発想とマクロ経済政策
第8章 価格調整に関する合理的発想
1 はじめに
2 合理的な価格形成とは?
3 円安誘導は可能なのか?
4 インフレーションは貨幣的現象なのか?
5 「だめもと」という政策主張について
第9章 合理的行動と近視眼的行動
1 合理的か、近視眼的か
2 現在が将来から切り離される契機
3 ファンダメンタルズと需要要因
4 株価リスクの受け皿について
5 おわりに
第10章 政策のロジックとレトリック
1 レトリックの大切さ
2 レトリックとしてのIS-LMモデル
3 財政政策と金融政策を支えるレトリック
エピローグ 先を見よ、今を生きよ
1 はじめに
2 量的緩和措置の政策リスク
3 将来の姿から逆算すると…
4 もろもろのこと
5 われわれの問題の普遍性
補論1 なぜ、今「新しいマクロ経済学」なのか?
1 なぜ今なのか?
2 「ミクロ的基礎付け」とは?
3 なぜ、IS-LMモデルは放棄されたのか?
4 日本においては?
補論2 マクロ経済学の領域、マクロ経済政策の領域
1 はじめに
2 マクロ経済学の領域とは?
3 マクロ経済政策の領域と時間的整合性
4 再びミクロ経済学へ
5 不完全性と景気循環
6 まとめ
補論3 資産市場とマクロ経済
1 資産収益率とマクロ経済
2 リスクとプレミアム
3 二つのパズル
4 保険市場の不完全性
5 経済成長・経済統合の便益
6 総需要管理政策の便益
補論4 資産市場と公的介入
1 介入すべきか?せざるべきか?
2 流動性危機とマーケット・メーカー
3 裁定取引の資金不足と資金集中
4 株式市場への直接介入
5 ジャパニーズ・プロブレム
6 流動性の総量か?その配分か?
参考文献
初出一覧
索引
1 はじめに
2 政策可能性と政策実現性の距離感
3 経済モデルの選択と政策課題
4 政策実施のスタイルと政策効果
5 何が経済政策の障害なのか?
6 本書のスタイル
第1部 期待形成とコミットメント
第1章 経済予測と期待形成
1 はじめに
2 合理的期待形成とは?
3 マクロ経済予測と合理的期待形成
4 合理的期待仮説のもたらしたもの
第2章 経済政策における規律と裁量
1 短期先出しから長期先出しへ
2 長期と短期の整合性
3 長期的な規律付けについて
4 ポスト・ブレトンウッズのマクロ経済政策
5 日本のマクロ経済政策における真の難しさ
第3章 金融政策の理論と実際
1 金融政策論争における経済学
2 未曾有の超低金利政策
3 物価安定と相対価格
4 貨幣需要と貨幣数量関係
第4章 景気循環と財政政策
1 財政政策と大学
2 景気制御としての財政政策
3 「国債の力」とは?
4 「国債の力」の根拠について
5 財政支出の内実について
第2部 不確実性とマクロ経済政策
第5章 取引コストと流動性
1 しばし閑談
2 取引コストについて
3 流動性需要とマクロ経済
4 流動性需要と日本経済
第6章 流動性危機と公的介入
1 長期の時間分散機能
2 流動性問題と金融政策
3 流動性問題と日本銀行
第7章 リスク配分とマクロ経済政策
1 はじめに
2 マクロ経済学における金利リスク
3 金利リスクからみた積極財政のコスト
4 マイルドなインフレーションへの道
5 民間のリスク管理と政府の経済政策
第3部 合理的発想とマクロ経済政策
第8章 価格調整に関する合理的発想
1 はじめに
2 合理的な価格形成とは?
3 円安誘導は可能なのか?
4 インフレーションは貨幣的現象なのか?
5 「だめもと」という政策主張について
第9章 合理的行動と近視眼的行動
1 合理的か、近視眼的か
2 現在が将来から切り離される契機
3 ファンダメンタルズと需要要因
4 株価リスクの受け皿について
5 おわりに
第10章 政策のロジックとレトリック
1 レトリックの大切さ
2 レトリックとしてのIS-LMモデル
3 財政政策と金融政策を支えるレトリック
エピローグ 先を見よ、今を生きよ
1 はじめに
2 量的緩和措置の政策リスク
3 将来の姿から逆算すると…
4 もろもろのこと
5 われわれの問題の普遍性
補論1 なぜ、今「新しいマクロ経済学」なのか?
1 なぜ今なのか?
2 「ミクロ的基礎付け」とは?
3 なぜ、IS-LMモデルは放棄されたのか?
4 日本においては?
補論2 マクロ経済学の領域、マクロ経済政策の領域
1 はじめに
2 マクロ経済学の領域とは?
3 マクロ経済政策の領域と時間的整合性
4 再びミクロ経済学へ
5 不完全性と景気循環
6 まとめ
補論3 資産市場とマクロ経済
1 資産収益率とマクロ経済
2 リスクとプレミアム
3 二つのパズル
4 保険市場の不完全性
5 経済成長・経済統合の便益
6 総需要管理政策の便益
補論4 資産市場と公的介入
1 介入すべきか?せざるべきか?
2 流動性危機とマーケット・メーカー
3 裁定取引の資金不足と資金集中
4 株式市場への直接介入
5 ジャパニーズ・プロブレム
6 流動性の総量か?その配分か?
参考文献
初出一覧
索引