書籍詳細:経済学を知らないエコノミストたち

「トンデモ・エコノミスト」に騙されるな! 経済学を知らないエコノミストたち

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
在庫なし
発刊年月
2002.06
旧ISBN
4-535-55284-3
ISBN
978-4-535-55284-5
判型
四六判
ページ数
240ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

日本の経済論争はなぜ不毛なのか──その真因は、いわゆるエコノミストたちが、こともあろうに拠って立つべき経済学を理解していないことにある。蔓延する「トンデモ経済論」に騙されないための日本国民必読の書!

目次

第1部 経済論争を不毛にしているのは誰か
 人々はなぜ経済学を嫌うのか
 専門人としての役割を自覚していない「専門家」
 経済政策論争の焦点
 より実り多い経済論争のために
第2部 検証・日本の経済論争2000-2002
 グローバル資本主義の危機?
 アジア通貨バスケットは必要か
 金融「量的緩和」反対論の没論理性
 為替相場も日銀の責任のうち
 ドル暴落説は狼少年だったのか
 マクロ政策か構造改革か
 「市場原理主義批判」の貧困
 国際資本移動は「悪」か
 ゼロ金利解除の奇妙な論拠
 IT革命にできることできないこと
 「中央銀行の独立性」は神聖不可侵か
 欧州単一通貨ユーロの本質
 危険な財政赤字恐怖症
 「失われた十年」論を検証する
 怖いのはインフレではなくデフレ
 間違いだらけの「良いデフレ論」
 構造改革を遅らせる構造改革至上主義
 不良債権問題の幻想
 「量的緩和」をどう評価するか
 自虐的構造改革論の二つの誤謬
 マクロ経済論議の「常識」と「非常識」
 政府が真になすべきこと
 インフレ目標はなぜ必要か
 真のモラルハザードとは何か
 中国脅威論の陥穽
 場違いのサプライサイド論
 日本経済の「危機」
 【キーワード解説1】
  マンデル=フレミング・モデル(MFモデル)
 【キーワード解説2】
  ベースマネーとマネーサプライ
 【キーワード解説3】
  総需要・総供給分析とGDPギャップ