書籍詳細:法廷のなかの精神疾患

米国の裁判例に何を学ぶか 法廷のなかの精神疾患 アメリカの経験

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  • 紙の書籍
定価:税込 4,400円(本体価格 4,000円)
在庫なし
発刊年月
2002.09
旧ISBN
4-535-51338-4
ISBN
978-4-535-51338-9
判型
A5判
ページ数
280ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

近年、精神障害者の権利・利益への法的介入のあり方をめぐって試行錯誤を繰り返し成熟してきた米国裁判例を中心に、法廷のなかでの精神障害者・精神疾患の位置づけを知り、日本における指針を得ようとするものである。

目次

序 章 精神疾患と法
1 「精神疾患と法」の諸相
2 アメリカの裁判制度
3 「精神疾患と法」の日米比較
4 本書における判例紹介
第1章 治療対象としての精神疾患
1 精神疾患は特殊?
2 強制入院制度はなぜ許されるのか?
3 任意入院の「任意」性
4 入院継続はADA違反か?
第2章 入院患者の権利
はじめに
1 新しい人権?
 ──「治療を受ける権利」の光と陰
2 治療拒否権とインフォームド・コンセント
第3章 家族と精神疾患
1 家族のなかの精神疾患
2 精神病離婚
3 精神障害者に対する不妊処置
第4章 欠格事由としての精神疾患
はじめに
1 選挙権
2 運転免許
3 専門職免許
第5章 刑事司法と精神疾患
はじめに
1 訴訟能力
2 責任無能力の抗弁
3 裁判後の処遇
4 刑罰の執行
第6章 精神障害者の殺傷事件と治療者の責任
1 Tarasoff事件と「警告義務」
2 Tarasoff判決その後
おわりに
事項索引
判例索引