書籍詳細:少年事件付添人マニュアル

少年の力を信じ少年の立場に立つ新しい付添人のあり方 少年事件付添人マニュアル 少年のパートナーとして

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  • 福岡県弁護士会子どもの権利委員会
  • 紙の書籍
定価:税込 2,200円(本体価格 2,000円)
在庫なし
発刊年月
2002.08
旧ISBN
4-535-51255-8
ISBN
978-4-535-51255-9
判型
A5判
ページ数
308ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

少年の立場に立ち、ありのままの少年を理解し、共感する新しい時代の付添人。いかに少年と接するか、手続の流れとポイントは? 誰にでもすぐ付添人活動ができるよう、Q&Aでわかりやすく解説。資料も充実。

目次

第1部 少年のパートナーとは
…多田 元
 1 はじめに
 2 子どもの人権との取組み
 3 少年事件は増えているのか
 4 子どもと大人のコミュニケーション
 5 少年審判の理念
 6 付添人のかかわり方
 7 付添人の役割
 8 少年や保護者との面接
 9 被害者の問題
 10 ある少年刑事事件
第2部 少年事件と付添人
 少年事件とは
 少年事件の特質
 少年審判の対象・機能
 付添人とは
 付添人
 調査官と付添人
 子どもの権利条約とは
 当番付添人
 全国の少年事件の現状について
 「当番付添人制度」について
第3部 少年法の「改正」について
 「改正」の主な内容
 少年法「改正」の問題点
 少年法の「改正」により、付添人として特に注意しなければならない点
第4部 時系列に沿った付添人活動
 1 少年事件のフロー
 2 当番付添人制度のフロー
 3 被疑者が少年のときの当番弁護士活動のフロー
 4 私選のフロー
 5 扶助のフロー
 付添人の受任にあたって
  扶助付添人制度とは
 家庭裁判所送致前(被疑者段階)の活動について
  家庭裁判所送致前の活動の視点
 家庭裁判所送致後
 ――特に、観護措置手続および鑑別所での面会について
  家庭裁判所送致後の付添人活動の注意点
  観護措置とは
 審判に向けての付添人活動
  要保護性とスケジューリング
 審判での付添人活動
  審判と付添人とのかかわり
 試験観察
  1試験観察
   試験観察とは
   最近の試験観察の傾向と対策
   試験観察の流れ
  2補導委託
   補導委託とは
   補導委託先の現状
 審判後の「付添人活動」
  1各決定に応じた「付添人活動」
   審判でくだされる決定と付添人
   不処分と「付添人活動」
   保護観察中の「付添人活動」
   少年院送致後の「付添人活動」
  2検察官送致(逆送)
   逆送とは
 抗告
 ――審判結果に不服がある場合
  1抗告にあたって
   1抗告する際の一般的な注意点
   2抗告ができるのは誰か(抗告権者)
  2抗告審
   抗告審の手続の流れ
   抗告審の裁判の種類
   抗告棄却の決定がなされた場合のさらなる不服申立て
   付添人にとっての抗告
 少年補償事件
  少年補償とは
  補償事件に際しての事務手続
 被害者の問題
  少年事件の被害者
第5部 否認事件
 本人が否認している場合の留意点
第6部 ケース研究
 共犯事件
  少年事件における共犯事件の特色
 共同危険行為
  「共同危険行為」とは
  暴走族の組織
  「共同危険行為」の特徴
 突発的重大非行
  突発的重大非行についての議論
   1裁判所の議論
   2あるべき議論
 シンナー
  シンナーとは
  シンナーを吸引するようになるきっかけ
  なぜシンナーを吸引し続けるのか
  シンナー事件の付添人活動の視点
 虞犯
  「虞犯」とは
 児童虐待における付添人活動
  児童虐待とは
  児童虐待が子どもたちに与える影響
第7部 各更生施設・矯正施設の概要
 鑑別所
  少年鑑別所の沿革
  少年鑑別所では
 児童自立支援施設
  児童自立支援施設とは
  児童自立支援施設の特徴は
  児童自立支援組織でとられる強制措置とは
  入所する経路
  収容されている少年の年齢、学習指導等
 九州管区少年院 探訪レポート
  1佐世保学園
  2福岡少年院
  3大分少年院
  4人吉農芸学院
  5中津少年学院
第8部 書式集
 1勾留請求
 2観護措置について
 3審判に向けて
 4抗告等
コラム