書籍詳細:統合失調症の認知行動療法
分裂病の認知療法を学ぶすべての人に、待望の決定版 統合失調症の認知行動療法
- 紙の書籍
定価:税込 4,180円(本体価格 3,800円)
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内容紹介
統合失調症の治療において、個人を対象とした認知行動療法の有効性はこれまでほとんど議論されてこなかった。明解で柔軟なテーマ展開、豊富な症例紹介など、わが国の地域精神医療の展開において画期的な指南書となろう。
目次
第1部 統合失調症の認知療法の理論的背景
第1章 統合失調症に関する説明法
1 はじめに
2 患者が納得できる説明
3 統合失調症体験と正常体験の異同
4 「正常な経験」にみられる「統合失調症的な体験」
5 まとめ
第2章 文化との関連
──統合失調症をカルチャーの視点から眺めてみよう
1 はじめに
2 非科学的現象に関する信念
3 日常思考のパターンと構造
4 若者のカルチャー
5 シャーマニズム
6 まとめ
第3章 脆弱性とライフイベント
1 はじめに
2 体質的な脆弱性
3 ライフイベント
4 まとめ
第4章 被暗示性の亢進
1 はじめに
2 意識変容状態の特徴
3 まとめ
第5章 思考
1 はじめに
2 妄想
3 「妄想」のまとめ
4 思考過程の障害
5 思考の表出障害
6 実社会に関する知識・経験の不足に基づく思考障害
7 まとめ
第6章 コミュニケーション
1 はじめに
2 「他の人の役割をとる」機能の障害
3 言語新作・隠喩的会話
4 非言語的コミュニケーション
5 まとめ
第7章 アイデンティティ
1 「自我境界破綻」と「アイデンティティ混乱」の関係
2 親からの分離
3 まとめ
第8章 幻覚
1 幻覚の定義
2 幻覚を誘発し増悪する因子
3 まとめ
第9章 対処法
1 はじめに
2 患者が行っている対処法
3 対処法に関する患者の記述
4 患者と家族の対処法の比較
5 まとめ
第10章 陰性症状
1 はじめに
2 陰性症状の出現・維持に関わる因子
3 陰性症状の治療戦略
4 まとめ
第11章 病識
1 はじめに
2 精神障害に罹患していることの把握
3 治療コンプライアンス
4 幻覚妄想体験という非日常的な出来事を「病的現象」とみなす認識
5 まとめ
第12章 恐怖
──「狂気への恐怖」「暴力への恐怖」「将来への恐怖」
1 狂気への恐怖
2 暴力の恐怖
3 将来への恐怖
4 まとめ
第13章 統合失調症の精神療法
1 力動精神療法
2 「力動精神療法」のまとめ
3 認知療法
4 「認知療法」のまとめ
5 「正常類似体験・比較説明法」の認知療法への適応
6 「正常類似体験・比較説明法」のまとめ
第2部 治療のプロセス
症例1 人工衛星に支配されている男性
症例2 月が落ちてくる!
症例3 仕事のストレスによる脆弱性の顕在化
症例4 思考障害への接近法
症例5 「宿無し生活とさよならできるのね!」
症例6 「今年で150歳になります」
症例7 中国人の秘密結社
症例8 「統合失調症中核群」
症例9 特許を横取りされた発明家
症例10 宗教的な内容の妄想が顕著であった一例
症例11 コントロール不能
症例12 「私の持病、統合失調症がちょっと悪さをしているだけよ」
症例13 「脳波」と「超思考」
第3部 今後の展望
治療効果の評価をめぐって
第1章 統合失調症に関する説明法
1 はじめに
2 患者が納得できる説明
3 統合失調症体験と正常体験の異同
4 「正常な経験」にみられる「統合失調症的な体験」
5 まとめ
第2章 文化との関連
──統合失調症をカルチャーの視点から眺めてみよう
1 はじめに
2 非科学的現象に関する信念
3 日常思考のパターンと構造
4 若者のカルチャー
5 シャーマニズム
6 まとめ
第3章 脆弱性とライフイベント
1 はじめに
2 体質的な脆弱性
3 ライフイベント
4 まとめ
第4章 被暗示性の亢進
1 はじめに
2 意識変容状態の特徴
3 まとめ
第5章 思考
1 はじめに
2 妄想
3 「妄想」のまとめ
4 思考過程の障害
5 思考の表出障害
6 実社会に関する知識・経験の不足に基づく思考障害
7 まとめ
第6章 コミュニケーション
1 はじめに
2 「他の人の役割をとる」機能の障害
3 言語新作・隠喩的会話
4 非言語的コミュニケーション
5 まとめ
第7章 アイデンティティ
1 「自我境界破綻」と「アイデンティティ混乱」の関係
2 親からの分離
3 まとめ
第8章 幻覚
1 幻覚の定義
2 幻覚を誘発し増悪する因子
3 まとめ
第9章 対処法
1 はじめに
2 患者が行っている対処法
3 対処法に関する患者の記述
4 患者と家族の対処法の比較
5 まとめ
第10章 陰性症状
1 はじめに
2 陰性症状の出現・維持に関わる因子
3 陰性症状の治療戦略
4 まとめ
第11章 病識
1 はじめに
2 精神障害に罹患していることの把握
3 治療コンプライアンス
4 幻覚妄想体験という非日常的な出来事を「病的現象」とみなす認識
5 まとめ
第12章 恐怖
──「狂気への恐怖」「暴力への恐怖」「将来への恐怖」
1 狂気への恐怖
2 暴力の恐怖
3 将来への恐怖
4 まとめ
第13章 統合失調症の精神療法
1 力動精神療法
2 「力動精神療法」のまとめ
3 認知療法
4 「認知療法」のまとめ
5 「正常類似体験・比較説明法」の認知療法への適応
6 「正常類似体験・比較説明法」のまとめ
第2部 治療のプロセス
症例1 人工衛星に支配されている男性
症例2 月が落ちてくる!
症例3 仕事のストレスによる脆弱性の顕在化
症例4 思考障害への接近法
症例5 「宿無し生活とさよならできるのね!」
症例6 「今年で150歳になります」
症例7 中国人の秘密結社
症例8 「統合失調症中核群」
症例9 特許を横取りされた発明家
症例10 宗教的な内容の妄想が顕著であった一例
症例11 コントロール不能
症例12 「私の持病、統合失調症がちょっと悪さをしているだけよ」
症例13 「脳波」と「超思考」
第3部 今後の展望
治療効果の評価をめぐって