書籍詳細:「政策連携」の時代

東京財団政策研究シリーズ 「政策連携」の時代 地域・自治体・NPOのパートナーシップ

の画像の画像
  • 紙の書籍
  • 電子書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
紙の書籍・POD・アーカイブズの価格を表示しています。
電子書籍の価格は各ネット書店でご確認ください。
在庫なし
発刊年月
2002.11
旧ISBN
4-535-58326-9
ISBN
978-4-535-58326-9
判型
A5判
ページ数
264ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

行政が政策を決定し、上意下達でそれを遂行する時代は終わった。これからは、行政、市民、NPO、企業、メディアがアイデアを出し合い、問題解決を図る政策連携の時代である。第一人者が成功事例と実践・理論課題を解説。第5回フジタ未来経営賞受賞。

目次

序 章 「政策連携」とはなにか

1 政策連携とはどういうものか

2 なぜ今の日本に政策連携が必要か

3 政策連携はなぜ有効か

第1部 事例編――米国の政策連携

第1章 新薬審査の合理化と企業の協力

──ユーザー・フィー法

1 改革の概要とその背景

2 受益者負担による基金の創設

3 企業も協力して政府の業務を改革

4 連携のメカニズム

5 リスクと課題

6 NPOの介在の必要性

第2章 土壌汚染地の再開発

──行政、住民、企業、NPOの連携プレー

1 ブラウンフィールド問題の歴史

2 土壌汚染と所有者責任

3 地域からの政策イノベーション提案

4 問題解決への着眼点

5 地元での政策連携

6 全国レベルでの政策連携

7 有形無形の社会資産の組合せ効果

8 日本の土壌汚染規制への意味合い

第3章 水域保全と地域環境・政府の役割

──チェサピーク湾環境保全計画

1 チェサピーク湾の健康診断

2 チェサピーク湾環境保全計画の成立

3 住民や科学者、民間企業の参画体制

4 革新的経営手法の導入

5 NPOの役割

6 環境問題における政策連携の意義

7 日本の環境保全への意味合い

第2部 実践編──わが国での展開の可能性

第4章 米国事例の成功要因

1 3つの事例の政策評価

2 イノベーションの本質

3 問題解決に向けた社会の意思力

4 政策連携の維持管理

第5章 練習問題・富士山の開発と保全

1 社会問題の構造

2 問題解決のための4つのイノベーション

3 富士山再生の担い手

4 富士山再生活動の実行プロセス

5 富士山再生がもつ2つの意味

6 政策連携としての評価

7 まとめ

第6章 実践に向けて

1 第1段階・発起する

2 第2段階・問題を解決する

3 イノベーションの誕生

4 等身大の課題から社会変革へ

第3部 政策連携の理論

第7章 政府主導から政策連携へ

1 近代国家と政府の強大化

2 環境問題、教育問題の深刻化と政府の失敗

3 第2の転機

4 政策連携の時代のファイナンス

5 政府の業態転換

第8章 民営化論とニュー・パブリックマネジメント論を超えて

1 民営化論からNPM論、そして政策連携論への流れ

2 英米における改革の足取り

3 わが国の行政改革と政策連携

4 ニュー・ガバナンス論と政策連携論

5 コーポレート・ガバナンス論からの理解

おわりに

 21世紀の日本と政策連携の意義について

参考リンク

電子書籍(Amazon Kindle版)はこちら

http://www.amazon.co.jp/dp/B0088TNGLK/

本書には電子書籍(Amazon Kindle版)があります。