書籍詳細:植木敬夫遺稿集
科学的弁論の手本 植木敬夫遺稿集 権力犯罪に抗して
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定価:税込 3,850円(本体価格 3,500円)
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内容紹介
東京合同法律事務所一筋に、不器用に、献身的に権力と戦い抜いた著者の遺稿集。戦中、戦闘機を操った経験からか、その弁論は科学的識見に裏付けられている。
目次
松川事件
〈解説〉
バール・スパナーは松川路線班のものではない
1 松川路線班からバール・スパナーーが紛失したか
2 本件バール・スパナは松川路線班のものではない
検察官の答弁書は無内容
青梅事件
〈解説〉
本件はどのようにしてデッチ上げられたか
1 捜査当局は初めから今日の筋書を指向していた
2 被告達は犯人と疑われるいかなる理由もなかった
3 宇津木が何故選ばれたか
4 筋書のデッチあげが始まった捜査本部再設置の意味
5 「見込み起訴」の意味と役割
6 筋書きの転換と仕上り
客観的状況と自白における犯行内容との矛盾
貨車は最初から四輌連結のまま流れた
検察官答弁書に対する反論
1 エアー・ホースに関する答弁について
2 実験が「実際に符合しない」との答弁について
3 後車が追いつくという答弁について
4 わたくしの補充書の計算の誤りに関する答弁について
デッチあげ事件と科学の役割
1 デッチあげ事件裁判闘争の性格
2 自白とのたたかい
3 裁判の「壁」
4 自由な「心証」の役割
5 物証を中心に
6 大衆の教示と弁護団の努力
7 検察官の「科学」をうちやぶるために
8 証拠の弁証法的批判
9 終りに
辰野事件
〈解説〉
本署事件デッチ上げの軌跡
1 前回指摘した問題点
2 右のことが直接に意味すること
3 「据置説」「くくりつけ説」「単純投入説」「投入発火説」の混乱錯綜
4 混乱の馬場自白への反映
5 検証調書はあとで作られた
デッチあげ事件の裁判闘争における方法について
1 はじめに
2 「中間弁論」の地位
3 先入観にとらわれず証拠を分析すること
4 現場に科学の眼を向けること
5 目先の利益にまどわず事実を事実として正しくつかむこと
6 「自白」を徹底的に分析すること
7 証拠全体を捜査経過の中において分析すること
8 法廷の内と外は大衆的裁判闘争の二つの側面である
9 おわりに
日鋼室蘭争議
〈解説〉
分裂に耐えぬいた大争議
1 背景
2 争議の前提条件
3 争議の発端
4 就労闘争と共闘体制の確立
5 分裂と挑発と弾圧と
6 持久戦と全国オルグ
7 集結大会
砂川事件
安保条約の違憲性
1 事件のあらまし
2 憲法上の争点
3 訴訟の重点と工夫
4 判決内容と評価
5 感想と意見
砂川刑特法事件弁論要旨
1 基地に蝕まれた砂川の歴史
2 立上がった砂川町民
3 労働者との提携
4 無抵抗の抵抗
5 外郭測量とのたたかい
6 細目測量とのたたかい
7 政府は誰のためにあるか
8 たたかいの再開
9 「流血の砂川」
10 基地測量とのたたかい
砂川事件上告審弁論要旨
公安条例の「治安立法」としての性格
〈解説〉
高津事件
〈解説〉
訴訟指揮による刑事裁判の自己否定
1 事件の本来の争点
2 一審前半の審理とその結果
3 強制的訴訟指揮の開始
4 反証と弁論の全面否定
5 二審判決の内容と問題点
6 二審判決の本末転倒の手法
高津事件の法廷活動の方針について
1 高津事件の基本的性格
2 高津事件裁判闘争の根本方針
3 公判前半段階での方針の実現
4 杉山の強権指揮開始に対する判断と方針
5 訴訟指揮の異常化に対する判断と方針
6 一審判決の評価
7 高津事件の現段階での意義
8 控訴審の方針
田中ロッキード事件
〈解説〉
「逆転」判決はありうるか
1 長大な判決の単純な二つの事実
2 決定的な5億円授受の供述
3 “請託”“約束”の事実否定も困難
4 田中の高姿勢もしょせん強がり
田中裁判におけるコーチャン、クラッター証人尋問調書の地位
借地・借家問題
〈解説〉
最近の家賃値上げ攻勢について
私たちの運動の基本方針
弾圧事件に対する大衆的裁判闘争とわれわれの課題
〈解説〉
1 弾圧のねらいはどこにあるのか
2 たたかいの目的はどこにあるのか
3 どのようにたたかいをすすめていくべきか
4 たたかいの技術をどう駆使すべきか
私フ昭和史
私の生い立ち
幼年学校時代
軍国思想にかぶれる
飛行機の操縦に魅せられる
終戦を迎えて
東大の学生となって
大学は出たものの
自由法曹団との出会いと司法試験
司法修習生へ
東京合同入所のころ
妻との出会いと結婚
借地借家人組合とのかかわり
近況
あとがき
著作目録
年表
〈解説〉
バール・スパナーは松川路線班のものではない
1 松川路線班からバール・スパナーーが紛失したか
2 本件バール・スパナは松川路線班のものではない
検察官の答弁書は無内容
青梅事件
〈解説〉
本件はどのようにしてデッチ上げられたか
1 捜査当局は初めから今日の筋書を指向していた
2 被告達は犯人と疑われるいかなる理由もなかった
3 宇津木が何故選ばれたか
4 筋書のデッチあげが始まった捜査本部再設置の意味
5 「見込み起訴」の意味と役割
6 筋書きの転換と仕上り
客観的状況と自白における犯行内容との矛盾
貨車は最初から四輌連結のまま流れた
検察官答弁書に対する反論
1 エアー・ホースに関する答弁について
2 実験が「実際に符合しない」との答弁について
3 後車が追いつくという答弁について
4 わたくしの補充書の計算の誤りに関する答弁について
デッチあげ事件と科学の役割
1 デッチあげ事件裁判闘争の性格
2 自白とのたたかい
3 裁判の「壁」
4 自由な「心証」の役割
5 物証を中心に
6 大衆の教示と弁護団の努力
7 検察官の「科学」をうちやぶるために
8 証拠の弁証法的批判
9 終りに
辰野事件
〈解説〉
本署事件デッチ上げの軌跡
1 前回指摘した問題点
2 右のことが直接に意味すること
3 「据置説」「くくりつけ説」「単純投入説」「投入発火説」の混乱錯綜
4 混乱の馬場自白への反映
5 検証調書はあとで作られた
デッチあげ事件の裁判闘争における方法について
1 はじめに
2 「中間弁論」の地位
3 先入観にとらわれず証拠を分析すること
4 現場に科学の眼を向けること
5 目先の利益にまどわず事実を事実として正しくつかむこと
6 「自白」を徹底的に分析すること
7 証拠全体を捜査経過の中において分析すること
8 法廷の内と外は大衆的裁判闘争の二つの側面である
9 おわりに
日鋼室蘭争議
〈解説〉
分裂に耐えぬいた大争議
1 背景
2 争議の前提条件
3 争議の発端
4 就労闘争と共闘体制の確立
5 分裂と挑発と弾圧と
6 持久戦と全国オルグ
7 集結大会
砂川事件
安保条約の違憲性
1 事件のあらまし
2 憲法上の争点
3 訴訟の重点と工夫
4 判決内容と評価
5 感想と意見
砂川刑特法事件弁論要旨
1 基地に蝕まれた砂川の歴史
2 立上がった砂川町民
3 労働者との提携
4 無抵抗の抵抗
5 外郭測量とのたたかい
6 細目測量とのたたかい
7 政府は誰のためにあるか
8 たたかいの再開
9 「流血の砂川」
10 基地測量とのたたかい
砂川事件上告審弁論要旨
公安条例の「治安立法」としての性格
〈解説〉
高津事件
〈解説〉
訴訟指揮による刑事裁判の自己否定
1 事件の本来の争点
2 一審前半の審理とその結果
3 強制的訴訟指揮の開始
4 反証と弁論の全面否定
5 二審判決の内容と問題点
6 二審判決の本末転倒の手法
高津事件の法廷活動の方針について
1 高津事件の基本的性格
2 高津事件裁判闘争の根本方針
3 公判前半段階での方針の実現
4 杉山の強権指揮開始に対する判断と方針
5 訴訟指揮の異常化に対する判断と方針
6 一審判決の評価
7 高津事件の現段階での意義
8 控訴審の方針
田中ロッキード事件
〈解説〉
「逆転」判決はありうるか
1 長大な判決の単純な二つの事実
2 決定的な5億円授受の供述
3 “請託”“約束”の事実否定も困難
4 田中の高姿勢もしょせん強がり
田中裁判におけるコーチャン、クラッター証人尋問調書の地位
借地・借家問題
〈解説〉
最近の家賃値上げ攻勢について
私たちの運動の基本方針
弾圧事件に対する大衆的裁判闘争とわれわれの課題
〈解説〉
1 弾圧のねらいはどこにあるのか
2 たたかいの目的はどこにあるのか
3 どのようにたたかいをすすめていくべきか
4 たたかいの技術をどう駆使すべきか
私フ昭和史
私の生い立ち
幼年学校時代
軍国思想にかぶれる
飛行機の操縦に魅せられる
終戦を迎えて
東大の学生となって
大学は出たものの
自由法曹団との出会いと司法試験
司法修習生へ
東京合同入所のころ
妻との出会いと結婚
借地借家人組合とのかかわり
近況
あとがき
著作目録
年表