書籍詳細:分権の光 集権の影

分権の光 集権の影 続・地方分権の本流へ

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,750円(本体価格 2,500円)
在庫なし
発刊年月
2003.04
旧ISBN
4-535-51340-6
ISBN
978-4-535-51340-2
判型
A5判
ページ数
356ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

各地の数々の取組みが、新しい分権の時代をつくる。一方、合併をはじめとする集権の動向がますます顕著である。対立する2つの流れを捉え直し、新しい道を提言。行政法、行政学、地域政策、財政学のテキストに最適。

目次

第1部 集権の影
[住基ネット]監視社会へのステップ 斉藤貴男
[危機管理]有事法制と自治体の危機管理 石田敏高・鍵屋一
〈インタビュー〉九条が示す住民と自治体の守り方
 ――早稲田大学教授 水島朝穂氏に聞く 聞き手/木佐茂男
[省庁再編]新府省体制と地方自治 今村都南雄
[司法]国・自治体間紛争の法的解決 木佐茂男
[合併]分権に反する強制合併 保母武彦
〈インタビュー〉合併と住基ネットを拒むまち
 ――矢祭町町長 根本良一氏に聞く 聞き手/保母武彦
第2部 分権の光
  ●まちづくり
[都市憲章]自治基本条例と都市憲章 富野暉一郎
[独自の体系]真鶴町 「美の条例」と「まちづくり計画」 野口和雄
[地域経済]商店街とまちづくり三法 坂田克乗
  ●生命(いのち)と暮らし
[介護保険]「福祉」からの解放 池田省三
[NPO]市民事業と行政の協働 渡辺光子
[防災]巨大地震への新戦略 鍵屋一
[警察]国民のための「自治体警察」へ 中村一三
  ●公共事業
[ごみ]住民と作るごみ処理システム 村山武彦
[脱ダム]長野から問う自治のシステム 五十嵐敬喜
[改革]地方分権下の公共事業のあり方 保母武彦
〈インタビュー〉「緑の雇用」と日本の未来
 ――和歌山県知事 木村良樹氏に聞く 聞き手/五十嵐敬喜
  ●内なる改革
[狭域行政]自治体内分権のあり方 今川晃
[職員研修]北海道 「土曜講座」の定着 桑原隆太郎・嶋田浩彦
[議会]地方議会の現状と活性化の方策 木佐茂男
  ●分権推進のツール
[条例づくり]条例による行政への転換 山口道昭
[電子ネット]進化する市民参加の形 川上雅一
[ジャーナリズム]自治を育てる視点 中平雅彦
[住民投票]新しい民主主義の手法 武田真一郎
第3部 座談会 日本はどこへ向かうのか
 分権と集権  基本報告/木佐茂男
 合 併  基本報告/保母武彦
 財 政  基本報告/保母武彦
 地方自治と日本の現在 基本報告/五十嵐敬喜