書籍詳細:現代経済学の構想

現代経済学の新たなパラダイムを求める 現代経済学の構想 現代の課題に応える

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,860円(本体価格 2,600円)
在庫なし
発刊年月
2002.12
旧ISBN
4-535-55309-2
ISBN
978-4-535-55309-5
判型
A5判
ページ数
256ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

広い視野から経済学の最初歩から高度な応用まで解説。マルクスとサルトルの弁証法の把握の相違、流動性選好説の解明とペイ・オフ批判、資本の限界効率と空洞化、財政再建と景気回復を両立させる財政政策、緑化省の構想など満載。

目次

序論
1 経済の語源
2 経済の定義
3 経済の定義と経済学派
4 スミスの見えざる手と新古典派経済学
5 マルクス経済学
6 サルトル
7 ケインズ経済学
8 新古典派経済学の長所と問題点
9 新古典派経済学の市場機構の前提条件とソ連のペレストロイカの失敗
10 マルクス経済学の長所と問題点
11 新しい分配の公平の概念
12 ケインズ経済学の長所と問題点
13 ケインズ経済学と累進税制との結合
14 地球環境の破壊・汚染および人口爆発の克服
第1章 ケインズのGDP決定論
1 GDPの概念
2 GDPの需給均衡
3 投資需要の決定
4 投機的動機の貨幣の供給の決定とGDPの大きさ
5 財市場の均衡、貨幣市場の均衡、労働市場の不均衡
6 財政・金融政策
7 貯蓄の吸収
8 輸入も考えたときの乗数
9 投資の需要創出効果と生産力創出効果
10 適性成長率
第2章 ケインズ体系と賃金単位
1 実質国民所得と貨幣的均衡
2 利子率と実物的均衡
3 I-S、L-M曲線および賃金単位
4 ケインズ体系と長期的展望
第3章 ケインズ経済学的視点から見た最近のニュージーランド経済
第4章 資本の限界効率の概念の空洞化現象の説明への応用、および空洞化に対する対策
第5章 投機的動機の貨幣需要のミクロ的基礎
1 はじめに
2 投機的動機の貨幣需要表のミクロ的基礎
第6章 合理的期待の情報観とケインズの情報観、およびケインズの視点から行ったぺイ・オフ批判
1 主体均衡、部分均衡および一般均衡
2 部分均衡の安定と不安定
3 セイ法則とワルラス法則
4 ランゲのワルラス法則
5 セイ法則対ケインズの有効需要の原理
6 主体均衡における最大原理と限界原理
7 パレート最適
8 生産者独占
9 寡占
10 ロシア経済の2つの問題
11 連邦準備銀行の政策と第2次世界大戦、およびその後のケインズ政策定着以後の新問題
補遺1 現代国際金融市場とケインズ経済学
 1 市場の暴走とその規制・対策
 2 バブルの崩壊、自己資本比率規制、および貸渋り
 3 投機的動機の貨幣への需要の源泉
 4 政策金利、市場の需給金利、および資本の限界効率
補遺2
 1 資本の限界効率対資本の限界生産力
 2 ケインズ経済学対新古典派成長論
補遺3
 緑化省の構想