書籍詳細:EU・ロシア経済関係の新展開

日本におけるEU東方拡大研究の到達点を示す EU・ロシア経済関係の新展開 ドイツを軸として欧州・CIS関係を探る

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  • 紙の書籍
定価:税込 9,020円(本体価格 8,200円)
在庫なし
発刊年月
2003.01
旧ISBN
4-535-55277-0
ISBN
978-4-535-55277-7
判型
A5判
ページ数
346ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

"EUへの東欧諸国の加盟、「東方拡大」が実現すると、ロシアとEUとは直接国境を接する隣国となり、旧東欧圏を間に挟んで“垣根越しの関係""となる。東方拡大後、EUとロシアの関係はどうなってゆくのだろうか? "

目次

プロローグ
第1章 ソ連邦崩壊後のEU・ロシア経済関係の推移
1 対立から相互承認への道
2 「パートナーシップ・協力協定」に基づく新たな関係
3 EU・ロシア間の喉に刺さった骨,「カリーニングラード問題」
4 EU側の「ロシアへの共通戦略」による対応
5 ロシアの「対EU中期的戦略」の策定
6 1998年のロシア金融危機への支援,「タッチス・プログラム」による具体化
7 EU・ロシア関係の将来
第2章 EUおよびCIS(独立国家共同体)諸国間の通商関係の規定性とその発展可能性
1 はじめに
2 1990年代中期までのEU・CIS貿易構造の形成
3 EU・CIS貿易の潜在的可能性
4 まとめ
第3章 取引商品に見る旧ソ連邦時代の「相対的優位性」とその後の推移
1 産業部門別に見る貿易取引商品の変化
2 体制転換当初における旧ソ連邦の「相対的優位性」とその変化
3 CISの国際市場での「相対的優位性」の模索
第4章 EU・CIS(独立国家共同体)間の新たな経済関係
1 はじめに
2 EUの対CIS通商政策
3 EU関税政策における量的規制
4 「センシティヴ製品」へのEU輸入政策
5 EUのダンピング措置の行使
6 まとめ
第5章 体制転換後のサービス業部門の新たな発展
1 CIS諸国のサービス業部門の特徴
2 サービス業取引の推移と現状
3 今後の見通し
第6章 CISへの直接投資の動き
1 はじめに
2 直接投資に関する統計の混乱
3 ドイツ側調査資料によるロシア,ウクライナ,ベラルーシおよびモルトヴァへの外国直接投資の現状
4 直接投資と雇用状況への影響
5 CIS諸国の外国への直接投資
6 まとめ
第7章 対外経済関係の変化に伴うCIS諸国の国内経済への影響
1 はじめに
2 地域間取引の変化と新規国内通貨導入
3 CISの域内および対外経済関係の再編成
4 CIS諸国における原材料資源産出の世界市場でのウエイト
5 EUのCIS諸国からの部門別輸入商品
6 EU加盟国各国別に見るCIS輸入品
第8章 CIS域内の産業立地条件の変化
1 はじめに
2 資本の移動性と地域集中性
3 CIS加盟国の農業部門の再編成
4 CIS工業部門構造と外国貿易取引商品構造
第9章 CIS貿易が与えたEU経済圏への影響
1 新たな貿易関係の成立によるマクロ経済的な影響
2 EU・CIS経済統合進展による産業構造転換と雇用への影響
3 EU域内製造業内の幾つかの業種にみる新たな動き
第10章 EU・CIS関係の総括
エピローグ