書籍詳細:日本の「大停滞」が終わる日
日本の「大停滞」が終わる日
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内容紹介
1930年代のアメリカの「大恐慌」に比すべき90年代以降の日本の「大停滞」。この異常事態はなぜ起こったのか、そこから脱却するすべは何かを、基礎的な経済学だけを使って明らかにする快書!
目次
第1章 「大停滞」の解明には何を説明しなければならないか
1 低迷の規模
2 バブルの反動説
3 構造問題説
4 政策の誤り
5 銀行不良債権処理の誤り
6 大停滞のもたらした誤った政策の生んだ非効率
第2章 バブルの大きさはバブル崩壊後の停滞の大きさを説明できるか
1 バブルの大きさの確定
2 バブル後の停滞をどう説明できるか
3 バブル後の停滞はどのように説明できるか
第3章 ITバブル崩壊後のアメリカの不況は日本のように長期化しない
1 日米バブルの規模
2 バブルの質
3 財政金融政策の違い
4 賃金調整の違い
第4章 メガコンペティションは日本経済を停滞させたか
1 雁行形態論とメガコンペティション論に対する覚書
2 日本との競争状況についてのこれまでの分析
3 日本を中心としたアジアの貿易関係の変化
第5章 アメリカIT革命の限界
1 アメリカのIT革命は本物か
2 なぜアメリカ経済は好調なのか
3 アメリカではなぜ実質賃金が停滞していたのか
4 IT革命の終わり
第6章 財政政策か、金融政策か
1 景気停滞と財政金融政策
2 マクロ計量モデルによる確認
3 セントルイス・モデルによる確認
4 なぜ金融緩和をしなかったのか
5 一流学者の日本経済診断
第7章 公共投資の乗数は継続的に低下したのか
1 これまでの研究成果
2 公共投資の乗数をどう捉えるか
3 所得と公共投資との関係
4 さまざまな公共投資乗数の推計結果
第8章 実質賃金の上昇と金融政策
1 不況と雇用
2 過大な債務が大停滞の原因か
3 実質賃金はどれだけ上がっていたか
4 なぜ、実質賃金が上昇したのか
第9章 銀行はどれだけ重要か
1 不良債権と停滞のチャンネル
2 貸出以外のチャンネルの重要性
第10章 日本の構造的失業率は上昇していない
1 フィリップス・カーブによる分析
2 UV分析の検討
3 UV分析から得られた構造的失業率の分析
第11章 日本の世界史的な超低金利はなぜ生じたのか
1 金融政策と利子率の理論的関係と歴史的経験
2 利子率と金融政策の実証
第12章 デフレ対策としての金融政策の有効性
1 インフレもデフレも貨幣的現象
2 物価と名目所得の方程式
3 マネーサプライと物価の関係
4 ゼロ金利の下で金融政策は何ができるか
5 デフレを終わらす障害は何か
6 デフレが続けば損失はより大きくなる
第13章 なぜデフレーションが続いているのか
1 さまざまな議論の整理と物価モデル
2 中国からの輸入がデフレをもたらすか
第14章 マクロ経済学の五つの法則
1 経済停滞をもたらした五つの法則の無視
2 水平なフィリップス・カーブの悲劇
3 オーカン法則から推計されたGDPの喪失
4 貨幣数量説
5 フィッシャー効果
6 貨幣数量と金利の法則
7 なぜ、人々は構造改革が好きなのか
1 低迷の規模
2 バブルの反動説
3 構造問題説
4 政策の誤り
5 銀行不良債権処理の誤り
6 大停滞のもたらした誤った政策の生んだ非効率
第2章 バブルの大きさはバブル崩壊後の停滞の大きさを説明できるか
1 バブルの大きさの確定
2 バブル後の停滞をどう説明できるか
3 バブル後の停滞はどのように説明できるか
第3章 ITバブル崩壊後のアメリカの不況は日本のように長期化しない
1 日米バブルの規模
2 バブルの質
3 財政金融政策の違い
4 賃金調整の違い
第4章 メガコンペティションは日本経済を停滞させたか
1 雁行形態論とメガコンペティション論に対する覚書
2 日本との競争状況についてのこれまでの分析
3 日本を中心としたアジアの貿易関係の変化
第5章 アメリカIT革命の限界
1 アメリカのIT革命は本物か
2 なぜアメリカ経済は好調なのか
3 アメリカではなぜ実質賃金が停滞していたのか
4 IT革命の終わり
第6章 財政政策か、金融政策か
1 景気停滞と財政金融政策
2 マクロ計量モデルによる確認
3 セントルイス・モデルによる確認
4 なぜ金融緩和をしなかったのか
5 一流学者の日本経済診断
第7章 公共投資の乗数は継続的に低下したのか
1 これまでの研究成果
2 公共投資の乗数をどう捉えるか
3 所得と公共投資との関係
4 さまざまな公共投資乗数の推計結果
第8章 実質賃金の上昇と金融政策
1 不況と雇用
2 過大な債務が大停滞の原因か
3 実質賃金はどれだけ上がっていたか
4 なぜ、実質賃金が上昇したのか
第9章 銀行はどれだけ重要か
1 不良債権と停滞のチャンネル
2 貸出以外のチャンネルの重要性
第10章 日本の構造的失業率は上昇していない
1 フィリップス・カーブによる分析
2 UV分析の検討
3 UV分析から得られた構造的失業率の分析
第11章 日本の世界史的な超低金利はなぜ生じたのか
1 金融政策と利子率の理論的関係と歴史的経験
2 利子率と金融政策の実証
第12章 デフレ対策としての金融政策の有効性
1 インフレもデフレも貨幣的現象
2 物価と名目所得の方程式
3 マネーサプライと物価の関係
4 ゼロ金利の下で金融政策は何ができるか
5 デフレを終わらす障害は何か
6 デフレが続けば損失はより大きくなる
第13章 なぜデフレーションが続いているのか
1 さまざまな議論の整理と物価モデル
2 中国からの輸入がデフレをもたらすか
第14章 マクロ経済学の五つの法則
1 経済停滞をもたらした五つの法則の無視
2 水平なフィリップス・カーブの悲劇
3 オーカン法則から推計されたGDPの喪失
4 貨幣数量説
5 フィッシャー効果
6 貨幣数量と金利の法則
7 なぜ、人々は構造改革が好きなのか