書籍詳細:確率過程と数理生態学

シリーズ:日評数学選書

数学的に定式化された生態学への誘い 確率過程と数理生態学

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫なし
発刊年月
2003.01
旧ISBN
4-535-60136-4
ISBN
978-4-535-60136-9
判型
A5判
ページ数
200ページ
Cコード
C3341
ジャンル

内容紹介

確率過程を学ぶための題材として数理生態学を取り上げる。具体例として個体群の成長・絶滅・病気の伝染などを取り扱う。数学的内容を補完するために、豊富な数値シミュレーションプログラムも用意した。

目次

第1章 乱数とは
 1 一様乱数
 2 離散乱数の生成
 3 正規乱数
第2章 2つの極限定理とその応用
 1 大数の法則
 2 中心極限定理
 3 モンテカルロ法
第3章 ランダムウォーク
 1 勝つか負けるか
 2 勝ち続きか負け続けか
第4章 生物個体群の成長と衰退:世代的変動
 1 単純分枝過程
 2 平均個体数の変動
 3 絶滅の時
 4 密度依存的成長
 5 多型分枝過程
第5章 病気の伝染
 1 単純出生過程
 2 出生死亡過程
第6章 生物個体群の成長と衰退:時間的変動
 1 連続時間分枝過程
 2 絶滅の時間
 3 長時間後の個体数変動と条件付分布
 4 集団の大きさが限られている場合
第7章 生物個体群の齢構成
 1 年齢依存的分枝過程
 2 平均個体数の時間的変動
 3 一般連続分枝過程と齢構成
付録
 A 確率についての補足
 B シミュレーションについての補足