書籍詳細:ころんで学ぶ心理療法
ころんで学ぶ心理療法 初心者のための逆転移入門
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定価:税込 2,090円(本体価格 1,900円)
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- 発刊年月
- 2003.05
- 旧ISBN
- 4-535-56183-4
- ISBN
- 978-4-535-56183-0
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 264ページ
- Cコード
- C3011
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内容紹介
クライアントに腹が立って仕方がない。クライアントが来なくなって治療が中断してしまった――初心者がおちいりがちな失敗とその克服法を、著者自身の失敗事例を通して明らかにする。かたやぶりな心理療法入門。
目次
まえがき
第1章 出だしからころんだ、はじめての面接
最初の試練
治療者に指示を求め、不満をぶつける女子高校生
ころんだ経験から学ぶには
二四人のベテラン治療者のコメント
ベテランの知恵とは
治療者の怒りと無力感について
新たな疑問
第2章 つまずいた石の正体は 逆転移とはなにか?
逆転移は「毒」か? 「薬」か?
「毒」になる逆転移を発見したフロイト
逆転移を「薬」に変えた後継者たち
そのままで「薬」になる逆転移──いわゆる共感
一工夫して「薬」になる逆転移──無意識のコミュニケーション
第三者に左右される逆転移
もう一度、ショック体験をながめてみると
逆転移は「毒」にも「薬」にもなる
第3章 逆転移の傾向と対策 ベテラン治療者を対象にしたインタビュー調査から
ベテランはいかにしてつまずきの石を乗り越えたのか?
インタビューの実際
失敗例と成功例の違いは何か?
四つのキー・ポイントは面接の羅針盤である
失敗例の応答パターンと成功例の応答パターン
成功例の特徴はバランスのよさ
自分の心のなかで何が起っているのかに気づく
第4章 面接に慣れたと思ったら 「よい子」のクライエントという落とし穴
慣れた頃にはまった落とし穴
理想的なクライエントがやって来た──自分に自信がもてない女子高校生
終結してから気づいた落とし穴
第二のショック体験
「よい子」のクライエントとハネムーン
順調なときほど用心を
第5章 境界例の治療と逆転移
境界例治療の入り口
体験の歴史性のなさ
病的な投影同一化
もう一つの心のからくり──分裂
治療歴のあるクライエント
「病」を憎んで「人」を憎まず
第6章 逆転移を生かしてみよう 自己開示技法の実際
逆転移分析をマスターしたら
逆転移分析のプロセスをありのままに伝えること
自己開示の効用あれこれ
治療者の自己開示によってクライエントは新しい対人関係を学ぶ
重症のクライエント向けの自己開示
援助欲求の自己開示は、クライエントの病的な認知を修正する
分裂病(統合失調症)と自己開示
パートナーシップを作る自己開示
自己開示は薬味である──まとめにかえて
第7章 面接室を取り巻く環境と逆転移
面接室は完全な非日常的空間か?
新人治療者の心細さ
担当している事例全体を見渡すこと
治療者の悩みとクライエントの悩みが重なるとき
治療者の病気
面接室という舞台で治療者を演じきるには
第8章 初心者のための覚え書き
五感を使って面接を振り返ること
論文を書くこと
「心の成長」のイメージを明確にしておくこと
心理療法家を選んだ動機を自覚しておくこと
決して一人で臨床をしないこと――信頼できる仲間と師との出会い
あとがき
第1章 出だしからころんだ、はじめての面接
最初の試練
治療者に指示を求め、不満をぶつける女子高校生
ころんだ経験から学ぶには
二四人のベテラン治療者のコメント
ベテランの知恵とは
治療者の怒りと無力感について
新たな疑問
第2章 つまずいた石の正体は 逆転移とはなにか?
逆転移は「毒」か? 「薬」か?
「毒」になる逆転移を発見したフロイト
逆転移を「薬」に変えた後継者たち
そのままで「薬」になる逆転移──いわゆる共感
一工夫して「薬」になる逆転移──無意識のコミュニケーション
第三者に左右される逆転移
もう一度、ショック体験をながめてみると
逆転移は「毒」にも「薬」にもなる
第3章 逆転移の傾向と対策 ベテラン治療者を対象にしたインタビュー調査から
ベテランはいかにしてつまずきの石を乗り越えたのか?
インタビューの実際
失敗例と成功例の違いは何か?
四つのキー・ポイントは面接の羅針盤である
失敗例の応答パターンと成功例の応答パターン
成功例の特徴はバランスのよさ
自分の心のなかで何が起っているのかに気づく
第4章 面接に慣れたと思ったら 「よい子」のクライエントという落とし穴
慣れた頃にはまった落とし穴
理想的なクライエントがやって来た──自分に自信がもてない女子高校生
終結してから気づいた落とし穴
第二のショック体験
「よい子」のクライエントとハネムーン
順調なときほど用心を
第5章 境界例の治療と逆転移
境界例治療の入り口
体験の歴史性のなさ
病的な投影同一化
もう一つの心のからくり──分裂
治療歴のあるクライエント
「病」を憎んで「人」を憎まず
第6章 逆転移を生かしてみよう 自己開示技法の実際
逆転移分析をマスターしたら
逆転移分析のプロセスをありのままに伝えること
自己開示の効用あれこれ
治療者の自己開示によってクライエントは新しい対人関係を学ぶ
重症のクライエント向けの自己開示
援助欲求の自己開示は、クライエントの病的な認知を修正する
分裂病(統合失調症)と自己開示
パートナーシップを作る自己開示
自己開示は薬味である──まとめにかえて
第7章 面接室を取り巻く環境と逆転移
面接室は完全な非日常的空間か?
新人治療者の心細さ
担当している事例全体を見渡すこと
治療者の悩みとクライエントの悩みが重なるとき
治療者の病気
面接室という舞台で治療者を演じきるには
第8章 初心者のための覚え書き
五感を使って面接を振り返ること
論文を書くこと
「心の成長」のイメージを明確にしておくこと
心理療法家を選んだ動機を自覚しておくこと
決して一人で臨床をしないこと――信頼できる仲間と師との出会い
あとがき