書籍詳細:在宅介護以前

口腔ケアで介護は変わる。歯科医が語る痛切な記録 在宅介護以前 忘れられている口腔ケアと摂食・嚥下リハビリ

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2003.04
旧ISBN
4-535-58358-7
ISBN
978-4-535-58358-0
判型
四六判
ページ数
192ページ
Cコード
C3036
ジャンル

内容紹介

口から食べさせてあげたい――。くも膜下出血で倒れた母は、手術後「当然のように」寝たきりになった。本当にそうなのか。「口腔ケア」こそ、旧態依然の術後医療、ひいては介護を変える。

目次

第1章 五里霧中
1 不安――母の入院
くも膜下出血
クリッピング手術
手術終了
回復へ
暗転
お正月なのに
気管切開
MRSA
水頭症
意識の回復
スピーチカニューレ
もう、歩けない?
執刀医が、辞めた?
2 暗中模索――家族の思い
摂食・嚥下リハビリテーション学会
脳卒中の摂食・嚥下障害
主治医との面談
手術ミスか?
胃ろう
口腔ケア
二度目の面談
主治医の態度
病院行きのバス
脳の手術についての本
第2章 東奔西走
行動
QOL
介護保険が始まる
患者の家族
七〇歳の誕生日
転院できるのか
義父の死
経口摂取と意識回復
紹介状
内孫の初節句
ギャップ
ケースワーカー
起こすこと
寝たきりの人の口の中
リハビリは無理なのか
倉敷での学会
院長との面談
病院への手紙
応答なし
最後通牒
三回目のお正月
第3章 在宅介護以前
夫の急逝
貧血と輸血
敵はどこ?
ケアマネジャー試験
放置も虐待である
介護認定審査会
二〇〇二年春
病院の責任
容体の悪化
お別れ
第4章 振り返って
振り返って
口から食べさせてあげたい
チームアプローチ
寝たきりを治せるのではないか
歯科的な関心を!
私の症例報告
介護保険と歯科
おわりに
参考文献
あとがき