書籍詳細:リサイクル

リサイクル 回るカラクリ止まる理由

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2003.06
旧ISBN
4-535-04826-6
ISBN
978-4-535-04826-3
判型
四六判
ページ数
236ページ
Cコード
C3340
ジャンル

内容紹介

盛んにリサイクルが叫ばれているが、環境に負担をかけていないだろうか。さまざまな飲み物容器で、環境にやさしいのはどれだろうか。第一人者が、材料から製品まで一つ一つていねいに紹介する、リサイクルのすべてがわかる本。

目次

まえがき

1章 なぜリサイクルをするのか?
リサイクルの歴史
最終処分地不足がリサイクルを後押し
リサイクルについての素朴な疑問
 紙を例としたグリーン論
 グリーン度を判定する方法論
リサイクルの価値とは何か?
 リサイクルのメリット
  プラスチックのリサイクル/塩ビの再生プラスチックはグリーンか
エントロピーと資源・エネルギー・リサイクル
経済性とリサイクル
どんな社会を目指すのか
大きなリサイクル社会から小さなリサイクル社会
法的な枠組みの整備
まとめ

2章 材料のリサイクル
紙とそのリサイクル
 紙の原料と森林保護
 ケナフなど
 製紙プロセス
 紙のリサイクルプロセス
 新聞紙のリサイクル
 牛乳パックのリサイクル
 OA紙のリサイクル
 雑誌類のリサイクル
 ダンボールのリサイクル
 ペーパーモールド
 紙リサイクルの禁忌品
鉄とそのリサイクル
 鉄という材料とスクラップ
 容器用材料としての鉄
アルミニウムのリサイクル
 アルミニウムという素材
 アルミ缶とそのリサイクル
 アルミ缶の回収量など
ガラスとそのリサイクル
 ガラスという素材
 容器としてのガラス
 ガラスカレットの問題点
 ガラス瓶のリユース
プラスチックのリサイクル
 プラスチックのリサイクル…定義と用語
 PETボトルのリサイクル
  PETボトルのあらまし/PETボトルの回収・中間処理/PETボトルからPET樹脂へ/PETボトルのケミカル・リサイクル
 塩ビのリサイクル
  塩ビという樹脂/塩ビの用途とリサイクル/高度燃料化と塩化水素の回収
 ポリスチレンのリサイクル
 その他のプラスチックのリサイクル
銅のリサイクル
その他の金属――鉛
コンクリート
食品廃棄物のリサイクル

3章 製品のリサイクル
自動車
 環境負荷とリサイクル
 リサイクルしやすい設計
 自動車リサイクル法への対応
 今後の見通し
家電製品
 自動車と家電のリサイクルをめぐって
OA機器
携帯電話
パソコン
小物の家電製品
業務用の机・椅子など
タイヤ
乾電池・鉛蓄電池・小型二次電池
 乾電池
 鉛蓄電池
 小型二次電池

4章 「循環」を見直す
循環という思想と地球の持続性
循環定常系という考えかた
リサイクルによる物質の流れ
循環とコストとの関係
 リサイクルによるコスト増加
ライフサイクルアセスメントによるリサイクル評価
エントロピー増大を防ぐ循環法

5章 他山の石――海外の現状と比べる
外国と日本のリサイクル比較
 どの国と何を比べるか
 諸国の容器リサイクル
  ドイツ/フランス/イギリス/韓国/スウェーデン/デンマーク/アメリカ合衆国/日本のやりかたはどうなのか
諸国の課徴金・税制など

6章 未来社会とリサイクル
環境問題とリスク
将来世代の受けるリスク
リサイクルで増えるリスク
トータルリスクミニマムの思想
循環型社会と日本経済の復活

あとがき
索引