書籍詳細:「合理的疑いを超える」証明とはなにか

「合理的疑いを超える」証明とはなにか 英米証明理論の史的展開

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,160円(本体価格 5,600円)
在庫なし
発刊年月
2003.07
旧ISBN
4-535-51289-2
ISBN
978-4-535-51289-4
判型
菊判変形
ページ数
432ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

日本法の解釈にもつながる「合理的疑いを超える」証明、そして「蓋然性事由」は、いかにして英米刑事手続法に定着したのか。その長い歴史を、学際的に、そしてローマ法との微妙な交流に着目しつつ、跡付ける。

目次

日本の読者の皆様へ
訳者まえがき
謝辞
序文
第1章 審理陪審と「合理的疑いを超える」証明法理の発展
第1節 序説
第2節 初期の発展
第3節 納得した良心の基準と決疑論
第4節 判例
第5節 著述に見る伝統
第6節 小結

第2章 大陪審と法律学説の変遷
第1節 序説
第2節 初期
第3節 魔法罪
第4節 17世紀後期
第5節 スチーブン カレッジ事件とシャフツベリー伯爵事件
第6節 18世紀
第7節 アメリカの経験
第8節 プライマ フェイシー ケースの基準
第9節 大陪審批判
第10節 小結

第3章 蓋然性の種類と制度間の移転
第1節 序説
第2節 ローマ カノン法の伝統
第3節 逮捕
第4節 ハンドブックの伝統
第5節 19世紀
第6節 捜索令状と蓋然性事由
第7節 予備審問
第8節 魔法罪事件
第9節 裁量
第10節 蓋然性事由と予備審問
第11節 小結

第4章 蓋然性の種類と学説の発展
第1節 序説
第2節 証人
第3節 伝聞
第4節 情況証拠および推定
第5節 イングランド
第6節 魔法罪
第7節 16世紀および17世紀のイングランド
第8節 18世紀のイングランド
第9節 学術論文
第10節 小結

第5章 終章

補遺

参考文献
訳者あとがき
索引