書籍詳細:バンコク土地所有史序説
バンコク土地所有史序説
- 紙の書籍
定価:税込 7,150円(本体価格 6,500円)
在庫なし
- 発刊年月
- 2003.07
- 旧ISBN
- 4-535-58341-2
- ISBN
- 978-4-535-58341-2
- 判型
- A5判
- ページ数
- 336ページ
- Cコード
- C3033
- ジャンル
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内容紹介
途上国が都市開発や計画を進めるに当たって、土地法の整備が重要である。タイ国の都市・バンコクの土地所有と土地制度の歴史的研究はラオス、カンボジア、ベトナムといった国々や途上国支援機関にとっても貴重な経験を提供。
目次
序
第1部 内帑局史:王族給養機関から投資機関へ
1 内帑局略史
1. 前史
2. 第1期(1890年~1933年5月)
3. 第2期(1933年5月~1948年2月)
4. 第3期(1948年2月~現在)
2 内帑局の設立
1 旧制度下の税制と内帑金
1. 旧税制度の特徴
2. 徴税請負人制度と内帑金
2 第1期財政改革と内帑局の設立
1. 第1期財政改革
2. 内帑局と王族給養
3 内帑局の再編
1. ナラーティップ事件
2. 内帑局法改正
3 予算改革と内帑局改革
1 マヒット親王と予算制度改革
1. 予算手続きルールの整備
2. 食国制度から給与制度への転換
3. 内帑金と予算制度
2 海外起債と内帑予算
1. 北部線鉄道建設と海外起債
2. 内帑金と定額予算化
第2部 内帑局と土地集積
4 公地収用と強制買上げ・交換
1 公地収用
1. 1899年公地調査命令
2. 公地収用権の根拠
3. 公地収用の事例
2 買上げと交換
5 抵当と質草の押収:徴税請負人・精米所主・王族・官僚の質草
1 徴税請負人と担保・質入れ
1. 徴税請負人と蓄財
2. 徴税改革と請負人制度
3. 徴税請負人と質入れ
2 精米所主と質入れ
1. ヨーロッパ商会と質入れ
2. 中国人精米所主の2類型
3. シノ・サイアミーズ銀行(CSB)とシャム精米会社(SRM)の倒産
4. 徴税請負人型精米所主の退場
3 王族・官僚貴族と質入れ
6 道路開発と土地収用:ラーチャダムヌーン道路開発をめぐって
1 ラーチャダムヌーン・ノーク通り開発
1. 内帑局と道路開発
2. 建設の狙い:国威発揚
3. 土地状況と収用方式:買受け・売戻し方式
2 ラーチャダムヌーン・クラーン通り開発
1. 土地収用方式:買上げ・分譲方式
2. 沿線5区間区分と地価査定
3 内帑局と土地収用
1. 土地状況と収用方式:ノーク通りとクラーン通りの比較
2. 内帑局の土地集積
7 内帑局と土地集積:規模と分布
1 史料と集計方法
1. 史料解説
2. 分類方法
2 分析結果
第3部 土地所有権の位相
8 土地係争と地券交付事業
1 ランシット地区の土地係争
2 プラチャーチープと地券交付事業
1. プラチャーチープとダムロン親王
2. プラチャーチープとテーウェートの対立
3 土地係争と裁判制度
9 地券交付法と土地所有権
1 土地所有権の性格
1. 「ラ暦127年地券交付法」と土地登記制度
2. 土地利用と土地所有権――土地所有権の消滅時効
3. 地券交付法と「王が唯一の土地所有者」観念
2 地券交付法と公地
1. 下賜地と所有権
2. 内帑局と公地
第4部 土地所有権と利用権
10 『民商法典』と不動産賃貸借制度
1 『民商法典』における不動産賃貸借制度
1.『民商法典』以前における不動産賃貸借
2.『民商法典』における不動産賃貸借契約
小結
2 『民商法典』における他の不動産利用制度
1. 居住権
2. 地上権
3. 使用貸借
おわりに
11 経済開発と不動産利用権
1 賃料統制に関する法律による修正
1. 賃料統制に関する法律の内容
2. 賃料統制法に関する判例の分析
2 特別対価不動産賃貸借契約に対する保護
3 「商業および工業利用のための不動産賃貸借法」による修正
おわりに293
引用文献
あとがき
第1部 内帑局史:王族給養機関から投資機関へ
1 内帑局略史
1. 前史
2. 第1期(1890年~1933年5月)
3. 第2期(1933年5月~1948年2月)
4. 第3期(1948年2月~現在)
2 内帑局の設立
1 旧制度下の税制と内帑金
1. 旧税制度の特徴
2. 徴税請負人制度と内帑金
2 第1期財政改革と内帑局の設立
1. 第1期財政改革
2. 内帑局と王族給養
3 内帑局の再編
1. ナラーティップ事件
2. 内帑局法改正
3 予算改革と内帑局改革
1 マヒット親王と予算制度改革
1. 予算手続きルールの整備
2. 食国制度から給与制度への転換
3. 内帑金と予算制度
2 海外起債と内帑予算
1. 北部線鉄道建設と海外起債
2. 内帑金と定額予算化
第2部 内帑局と土地集積
4 公地収用と強制買上げ・交換
1 公地収用
1. 1899年公地調査命令
2. 公地収用権の根拠
3. 公地収用の事例
2 買上げと交換
5 抵当と質草の押収:徴税請負人・精米所主・王族・官僚の質草
1 徴税請負人と担保・質入れ
1. 徴税請負人と蓄財
2. 徴税改革と請負人制度
3. 徴税請負人と質入れ
2 精米所主と質入れ
1. ヨーロッパ商会と質入れ
2. 中国人精米所主の2類型
3. シノ・サイアミーズ銀行(CSB)とシャム精米会社(SRM)の倒産
4. 徴税請負人型精米所主の退場
3 王族・官僚貴族と質入れ
6 道路開発と土地収用:ラーチャダムヌーン道路開発をめぐって
1 ラーチャダムヌーン・ノーク通り開発
1. 内帑局と道路開発
2. 建設の狙い:国威発揚
3. 土地状況と収用方式:買受け・売戻し方式
2 ラーチャダムヌーン・クラーン通り開発
1. 土地収用方式:買上げ・分譲方式
2. 沿線5区間区分と地価査定
3 内帑局と土地収用
1. 土地状況と収用方式:ノーク通りとクラーン通りの比較
2. 内帑局の土地集積
7 内帑局と土地集積:規模と分布
1 史料と集計方法
1. 史料解説
2. 分類方法
2 分析結果
第3部 土地所有権の位相
8 土地係争と地券交付事業
1 ランシット地区の土地係争
2 プラチャーチープと地券交付事業
1. プラチャーチープとダムロン親王
2. プラチャーチープとテーウェートの対立
3 土地係争と裁判制度
9 地券交付法と土地所有権
1 土地所有権の性格
1. 「ラ暦127年地券交付法」と土地登記制度
2. 土地利用と土地所有権――土地所有権の消滅時効
3. 地券交付法と「王が唯一の土地所有者」観念
2 地券交付法と公地
1. 下賜地と所有権
2. 内帑局と公地
第4部 土地所有権と利用権
10 『民商法典』と不動産賃貸借制度
1 『民商法典』における不動産賃貸借制度
1.『民商法典』以前における不動産賃貸借
2.『民商法典』における不動産賃貸借契約
小結
2 『民商法典』における他の不動産利用制度
1. 居住権
2. 地上権
3. 使用貸借
おわりに
11 経済開発と不動産利用権
1 賃料統制に関する法律による修正
1. 賃料統制に関する法律の内容
2. 賃料統制法に関する判例の分析
2 特別対価不動産賃貸借契約に対する保護
3 「商業および工業利用のための不動産賃貸借法」による修正
おわりに293
引用文献
あとがき