書籍詳細:うつ病という時限爆弾

うつ病という時限爆弾

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  • アン・ドーソン
  • アンドレ・タイリー
  • 島 悟
  • 監訳
  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
2003.12
旧ISBN
4-535-98194-9
ISBN
978-4-535-98194-2
判型
A5判
ページ数
224ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

潜在的うつ病患者は、社会の「時限爆弾」的存在である――イギリス、アメリカ、カナダ、ほか欧米第一線うつ病研究者によるWHO会議の報告集。最も多い精神障害であるうつ病の最新情報がわかるコンパクトな一冊。

目次

本会議の目的とテーマ

第1章 うつ病と現代社会
1-1 われわれは、うつ病に勝つことができるだろうか?
1-2 プレイヤーとペイヤー
―うつ病者へのヘルスケアを改善するための保険会社の役割
1-3 人類学からみたうつ病
1-4 単極性産後うつ病

第2章 うつ病治療の概観
2-0 はじめに
2-1 うつ病の診断と治療に関する歴史的概観
2-2 うつ病性障害の世界における負担と将来の推定
2-3 うつ病の50年
2-4 うつ病と老年期
2-5 うつ病と身体化
2-6 男性のうつ病―大うつ病に至るストレスと攻撃性
2-7 抑うつ状態の認識と観察を改善すること自殺予防への道

第3章 うつ病とプライマリケア
3-0 はじめに
3-1 うつ病とプライマリケア
3-2 プライマリケアにおけるうつ病の治療
3-3 メンタルヘルスに対する国のサービスの枠組み
3-4 マネージドケアにおけるうつ病の治療
3-5 うつ病患者からの将来へのメッセージ

第4章 職場におけるうつ病
4-0 はじめに
4-1 英国の職場におけるうつ病の健康リスク・マネージメント

第5章 うつ病の経済的・社会的影響
5-0 はじめに
5-1 うつ病の経済的影響
5-2 うつ病にかかる費用の削減―新世紀の可能性
5-3 抗うつ薬療法の経済性―なぜSSRIは経済的価値があるのか?
5-4 プライマリケアで使用する抗うつ薬

第6章 ディベート
――新世代の抗うつ薬は、うつ病への最も有効な第1次選択薬なのか?
6-0 議長による開始の辞
6-1 肯定の立場から・1
6-2 肯定の立場から・2
6-3 否定の立場から・1
6-4 否定の立場から・2
6-5 議長による結びの辞

閉会の辞
原著者一覧
監訳者あとがき