書籍詳細:ゲノム医学入門

ゲノム医学入門

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在庫なし
発刊年月
2003.10
旧ISBN
4-535-98223-6
ISBN
978-4-535-98223-9
判型
四六判
ページ数
296ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

ヒトゲノムの解読は、分子生物学の歴史における分水嶺となった。とりわけ医学は、ゲノム創薬やテーラーメード医療というかたちで決定的な影響を被る。分子生物学の最新の成果にもとづいて、現代病の仕組みを解明する。

目次

第一章 ヒトゲノム解読
  一 ゲノム解読は歴史的事件
  二 ゲノム計画の推進者

第二章 医学が変わる:肥満症治療を例に
  一 エンジニアリングとしての医学
  二 遺伝子を基礎とした肥満病理学
  三 肥満治療の考え方

第三章 糖尿病は医学で解決できるか
  一 遺伝子医学と糖尿病
  二 糖尿病の新しい病理学
  三 病気でない糖尿病にどう取り組むか

第四章 クローンの反乱がガン
  一 ガンの研究はどこまで進んだか
  二 ガンとは何か
  三 なぜガンになるか

第五章 ガン防衛戦の総司令官p53
  一 ガン抑制遺伝子、アポトーシス
  二 p53とガンの関係
  三 p53はどんな分子か
  四 p53を利用したガン治療法

第六章 アルツハイマー病は統合機能消失症?
  一 スタート前の問題点整理
  二 脳について知る
  三 アルツハイマー症状はなぜ起こるか

第七章 アルツハイマー病は遺伝するか
  一 展望の困難さ
  二 研究の歴史
  三 画期的な研究結果

第八章 異常とは何か:スキゾフレニア
  一 遠景:問題としてのスキゾフレニア
  二 近景:病状に関する常識
  三 歴史的経過

第九章 人間の精神はどこまで解明されたか:精神障害とストレス
  一 ドーパミン仮説の発展
  二 精神現象の分子論的研究
  三 ストレスとは何か

終 章 変更をせまられる生命観
  一 生命の基本モデル
  二 生命の基本原理
  三 健康とは何か