書籍詳細:現代の地域金融

現代の地域金融 「分権と自立」に向けての金融システム

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  • 紙の書籍
定価:税込 5,500円(本体価格 5,000円)
在庫なし
発刊年月
2004.03
旧ISBN
4-535-55351-3
ISBN
978-4-535-55351-4
判型
A5判
ページ数
240ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

地域金融問題は分権化の重要な柱の一つなのに、これまで十分に論議されてこなかった。地域経済社会の健全な発展にとって、地域金融の好循環こそが生命線である。各国の事例研究を踏まえ、日本の地域金融のあり方を論じる。

目次

 はしがき
第1章 歴史認識としての地域金融
1 地域金融(機関)の概念
2 歴史認識としての地域金融
第2章 わが国の地域金融の実態と課題
1 90年以降の地域金融機関の「破綻」とその動向
2 90年以降の地域金融機関の店舗展開とネットワークの動向
3 90年以降の地域金融機関の財務状況
4 わが国地域金融機関の課題と問題点――リレーションシップ・バンキングと地域金融機関
第3章 米国の地域金融機関とCRA(地域再投資法)
1 米国地域金融の太宗:コミュニティ・バンク
2 米国のクレジット・ユニオン(信用組合)
3 米国の貯蓄金融機関
4 米国の地域金融機関を支えるCRA
第4章 韓国の地域金融の実態とその動向
1 東アジアの地域金融の発展段階と発展様式
2 IMF管理下の韓国の金融経済
3 韓国の金融システムの特徴と問題点
4 韓国の地域金融機関の実態とその動向
第5章 台湾の地域金融の実態とその動向
1 軽微に済んだアジア通貨危機とその背景
2 台湾の金融システムの特徴
3 台湾の地域(基層)金融と中小企業銀行の実態
第6章 北九州市都市圏の地域金融構造――歴史・現状・課題
1 歴史から見た北九州市都市圏の金融構造の特徴と変化
2 財務から見た北九州市都市圏の地域金融機関の実態
3 アンケートから見た北九州市都市圏の地域金融機関の特徴
4 地域自立の金融システムと北九州市都市圏の地域金融の実験例
第7章 「分権と自立」に向けての金融システム
1 「分権と自立」に向けた金融システムのフレームワーク
2 「分権と自立」のための金融政策の具体的事例
 あとがき