書籍詳細:大学教育効果の実証分析

大学教育効果の実証分析 ある国立大学卒業生たちのその後

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,520円(本体価格 3,200円)
在庫なし
発刊年月
2004.02
旧ISBN
4-535-58376-5
ISBN
978-4-535-58376-4
判型
A5判
ページ数
216ページ
Cコード
C3037
ジャンル

内容紹介

入学した学部によって就職や昇進、生涯賃金にどのような差が生まれるのか。大学でのクラブ活動や成績はキャリアに影響があるのか。ある国立大学卒業生たちへのアンケート調査に基づいた、初の実証分析。

目次

 はじめに
第1章 卒業生の所得とキャリアに関する学部間比較
1 序論
2 基本的分析
3 Oaxaca分解
4 結論
第2章 成績・クラブ活動と就職――新規大卒市場におけるOBネットワークの利用
1 序論
2 先行研究にみる人的ネットワーク
3 使用データの説明
4 記述統計からみた学生時代の選択と就職活動の結果
5 OBネットワークの利用が就職活動に与える効果の推定
6 結論
第3章 大卒者の成績が初任給に与える効果
1 序論
2 モデル
3 データ
4 実証分析とその結果
5 結論
第4章 英語力と昇進・所得――イングリッシュ・ディバイトは生じているか
1 序論
2 先行研究と本章の課題
3 推定モデル
4 データと英語力
5 分析
6 結論
第5章 文学部女子の就業――大学での蓄積と英語力の役割
1 序論
2 先行研究と本章の課題
3 分析に使用するデータ
4 就業選択における学力・英語力および適性
5 賃金関数における学力・英語力および適性
6 結論
第6章 公務員および教員の男女間賃金格差
1 序論
2 公務員および教員の労働市場の特色とその現状
3 先行研究と分析の概要
4 使用したデータについて
5 分析と推定結果
6 結論
第7章 理系大学院卒業生の賃金――仕事競争モデルの現実妥当性
1 序論
2 分析手法
3 使用データ
4 統計的分析
5 結論
第8章 若年期の蓄積とキャリアの終盤――大学教育、異動、生え抜き役員昇進
1 序論
2 先行研究と本章の課題
3 推計モデルと使用データ
4 キャリアの終盤を決定する要因
5 グループ間比較
6 結論
第9章 役員の学歴とキャリアにおける専門性
1 序論
2 学校教育と初任部門の関係
3 キャリアパスにおける「専門性」
4 結論
 結びにかえて