書籍詳細：カントの自我論
カントの自我論
- 紙の書籍
定価：税込 2,530円（本体価格 2,300円）
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内容紹介
人生を半分降りて、カント研究から離れていったはずの中島義道氏。でもそれは決して「カントと共に哲学する」ことまでを止めたわけではなかった。――ゴマカシのないホンモノの哲学的自我論を骨の髄まで味わえる本。
目次
まえがき――カントとの37年
序 章 世界は私の表象である
１ 超越論的観念論の基本構図
第一章 私は思惟する
２ 純粋統覚としての私
３ 超越論的統覚としての私
４ 実体としての私の否定
第二章 私は存在する
５ 「存在するという感じ」
６ 私の存在と現在・過去・未来
７ 私の身体
第三章 私は自己を知る
８ 内官としての私
９ 自己直観
10 自己認識
補 ハイデガーの純粋自己触発論
第四章 私は個人史をもつ
11 内的経験と外的経験
12 他者の内的経験
終 章 私の表象の限界とその「そと」
13 超越論的対象
14 物自体
