書籍詳細:国際開発論

国際開発論 ミレニアム開発目標による貧困削減

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  • 紙の書籍
定価:税込 3,190円(本体価格 2,900円)
在庫あり
発刊年月
2005.04
旧ISBN
4-535-55319-X
ISBN
978-4-535-55319-4
判型
A5判
ページ数
320ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

欧米が先駆けとなって発展した開発研究の成果をふまえつつ、著者の体験を交え、開発途上国の抱える問題とその解決策を総合的に考察する。

目次

1 国際開発論とは何か

1 開発の20世紀

2 開発主義の定着

3 発展途上国の貧困

4 貧困とは何か

5 オリエンタリズムとしての開発主義

6 国際開発論の分析枠組みと学問的総合性

7 まとめ

2 開発をめぐるさまざまな考え方

1 経済成長と社会開発

2 近代化論

3 資本主義と開発

4 開発をめぐる五つの立場

5 貧困と開発を21世紀において考える

6 まとめ

3 経済成長1:農業・農村開発

1 農村貧困の現状

2 これまでの農業・農村開発をめぐる取り組み

3 農業・農村開発の今後

4 まとめ

4 経済成長2:工業化と産業育成

1 一次産品輸出による工業化

2 輸入代替工業化

3 輸出志向工業化

4 東アジアの奇跡

5 1997年のアジア経済危機

6 今日の途上国の工業化をめぐる状況

7 経済成長と民主主義

8 経済成長と開発のまとめ

5 社会開発1:保健と医療

1 社会開発

2 健康とは

3 ミレニアム開発目標における保健と健康

4 健康確保の取り組み

5 今後の保健・医療を考える

6 まとめ

6 社会開発2:教育

1 ミレニアム開発目標と教育を受けることができない人々

2 開発と教育

3 教育をめぐる歴史的推移

4 教育改革の現状

5 教育のまとめ

6 社会開発のまとめ

7 地球的規模の課題1:ジェンダー

1 地球的規模の諸課題

2 セックスとジェンダー

3 ミレニアム開発目標とジェンダー

4 国際社会のこれまでの取り組み

5 日本におけるジェンダー格差

6 まとめ

8 地球的規模の課題2:環境保全

1 地球環境の課題

2 ミレニアム開発目標と環境

3 第二次大戦後の国際社会の環境問題への取り組み

4 開発と環境の両立は可能か?

5 まとめ

9 地球的規模の課題3:人口爆発と都市化

1 ミレニアム開発目標と人口問題

2 人口増加の現状

3 人口増加をめぐる指標と理論

4 国際社会の取り組み

5 現代世界の人口問題

6 まとめ

7 地球的課題のまとめ

10 開発倫理学への接近

1 開発とは何か

2 開発倫理学の志向するもの

3 開発倫理学の台頭

4 開発と文化

5 誰が価値判断を下すのか

6 まとめ

11 国際協力の役割

1 南北をつなぐ多様な関係

2 国際協力の種類

3 ミレニアム開発目標における開発パートナーシップ

4 日本政府による国際協力

5 日本の市民団体による国際協力

6 人間の安全保障

7 まとめ

12 むすびにかえて

1 ミレニアム開発目標を達成するためには何が必要か

2 アフリカ地域の重要性

3 日本自身の開発経験を途上国支援に生かす