書籍詳細:実践 ロジカル・ブランディング

実践 ロジカル・ブランディング 曖昧な情緒論から硬質の経営論へ

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 2,530円(本体価格 2,300円)
在庫なし
発刊年月
2005.07
旧ISBN
4-535-55434-X
ISBN
978-4-535-55434-4
判型
四六判
ページ数
288ページ
Cコード
C3034
ジャンル

内容紹介

フツーの会社はいかにしてブランド力を持つに到るのか? 1つ1つ論理を積み上げていくことでブランドの仕組みを解き明かす。

目次

第1章 ブランドの機能って?

「実体」なくしてブランドなし

ブランドによる情報補完

ブランドはユニークなもの

性格の違う情報

B2Bブランディング

基本は実力

B2Bでも情報補完力はある

ブランディングは情緒論ではない!

日本のテクノブランド

デザイン・意匠は機能か?

第2章 奇妙な不全感を拭うために

ブランド依存に至った背景:第1に、マーケットの変化

第2に企業風土のダイナミックな再構成の必要性

本当は流行などではない永遠の営み

草創・成長期の企業とブランディングの持つ意味

不全感の正体

ブランド力の「プラグマティック」な定義

ブランドの“実体情報”と“集約情報”、“イメージ情報”

実体こそブランド力のエッセンス

ブランド力の定義と“閾値”

第3章 無形財産と技術とコーポレート・ブランドと……

そもそも無形財産とは…

さて、無形財産とブランドとは?:1st Trial

「人」はやっぱり財産

価値観・美意識:最高に大事で「融通無碍」なもの

人材風土は企業成員の行動の「癖」

人為的な操作である仕組みは智恵の絞りどころ

スキル・ノウハウ:日本を支えてきたもの!?

パテント・商標・蓄積資産:保護の対象に

唐突ですが、「技術」とは一体何?

技術を技術に変えるコンバージョン機構

ブランドと無形財産・技術の関係は?:2nd Trial

ブランドの「実相」

ブランドと技術を分離する無意味

企業の内実が外部に知覚されるのか?

第4章 “超”大事な「ブランドの概念規定」

ブランドの概念規定

事業領域をどう定義するか

提供価値は何か?

ネガティブな実体をなくす

概念規定を行うための留意点

差異化はいつだってものすごく困難なもの

情緒だけの概念規定じゃダメ

革新って、何でしょう?

排他的選好性とは?

プレミアムって?

ここでこそ、一般論が個別論に変容!

起業家のみなさんに一言

第5章 ステークホルダー、そして剣が峰の「人」

そんなスーパーコンセプトなどあってたまるか!

社員とブランド

株主はどう?

ブランドが人と企業にとって持つ意味

「ブランドの定着」とは?

インターナル・ブランディングは破綻しやすいのがわかってきた

今「ブランド経営」が求められている!

組織の自律性がブランドを担保。逆説的ではありますが…

社員の行動こそすべて

超過利益って?

第6章 ブランド構造って何?

結構、クリティカルな経営の意思

コーポレート・ブランド考

ブランド構造が持つ意味

エンドースすべきか、せざるべきか?

ブランド構造と組織の内実

ちょっと無理があるけど、ブランド構造の拡大解釈

ブランドの鋭角性

事業とブランドの両方を考える

無形財産は、ブランド拡張にも関係する

第7章 ブランド戦略と事業戦略・情報伝達戦略のシンクロ・実施

自社の中核能力を冷静に問う

M&Aとブランディング:悲しい現実

草創・成長期の企業にとってのブランド戦略

コミュニケーション戦略で気になるところ…

一貫性が何よりも大切

製品は最大の情報ソース

PR、IRとブランディング

ブランディングのための組織・制度

ブランディング部門は結構、大変なんです

ブランディング改革の留意点

第8章 ブランド価値の実相とちょっと便利な診断フレームワーク

ブランド価値評価手法

「客観的」である必要は本当にあるの?

検討すべきブランド使用料

ブランドリスクを最小化するには?

診断フレームワーク

第9章 イノベーションとインスティテューション

早く・速くブランド力をつける方途はあるのか?

日本のテクノブランド再考

ブランドのリスクアセット性

インスティテューションと技術・イノベーション

人材風土・価値観・美意識との相互作用

さらに企業の価値観との共進:不易と革新と

歴史的文脈の中でブランドを捉えてみると…

組織のあり方とブランド

組織の境界を超えて

メーカーからソリューション・プロバイダーへ

知識化・サービス化・個人化

ブランドのダイナミズム