書籍詳細:再審と鑑定

再審と鑑定

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 3,080円(本体価格 2,800円)
在庫なし
発刊年月
2005.11
旧ISBN
4-535-51481-X
ISBN
978-4-535-51481-2
判型
A5判
ページ数
264ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

白鳥決定の獲得に力を注ぎ、開かずの扉といわれた再審の地平を切り開いた著者の、理論と実務の集大成。

目次

白鳥事件

再審理由としての証拠の明白性

1 事件のあらまし

2 憲法上の争点

3 訴訟の重点と工夫

4 決定内容と評価

5 感想と意見

白鳥事件の運動

1 再審運動の始まり

2 再審運動の発展

3 科学者の協力

4 「疑わしきは被告人の利益に」

白鳥決定30年に思う

1 白鳥決定と財田川決定

2 白鳥決定後の再審の状況

3 証拠構造論

4 限定的再評価説

5 現状の困難をいかにして打開するか

芦別事件

芦別事件と弁護団

1 事件の背景

2 事件の発生から起訴まで

3 刑事事件

4 国家賠償訴訟

芦別事件について

1 事件の発生

2 遺留品の発見

3 捜査

4 公訴事実

5 刑事一審の公判

6 刑事一審判決

7 刑事二審の公判

8 刑事二審判決

9 杉之原舜一先生

10 芦別事件に参加して

11 杉之原事務所の記録

12 パンフレット・幻灯・報告集会

13 刑事二審判決

14 刑事裁判の勝因

15 国賠訴訟の提起

16 公判未提出証拠

17 平賀書簡と検察官の取調べ

18 最終準備書面

19 全記録を読むこと

20 和解の動き

21 国賠訴訟一審判決

22 国賠訴訟二審判決

23 意気阻喪して

24 上告審での新たなたたかい

25 上告理由書の作成

26 上告審の支援活動

27 最高裁判決と終結集会

28 この事件で学んだこと

弁護活動の実践と理論

再審と鑑定

1 はじめに

2 鑑定が真実を明らかにするための条件

3 誤った鑑定をどのように批判するか

4 科学者と法律家の協力体制

刑事裁判と鑑定

1 刑事事件における鑑定の役割

2 再鑑定について

3 不可知論とのたたかい

4 鑑定人の姿勢

5 おわりに

凶器の法医鑑定

1 凶器の鑑定を争う際に、どのような点に留意するか

2 凶器の鑑定では、何が問題になるか

ビラ貼り活動と表現の自由

1 公判の経過

2 判決の内容と意義

3 ビラ貼り裁判におけるその他の問題点と従来の判例

追憶の断章

村上国治さんを偲んで

杉之原舜一先生

父・谷村直雄のこと

わたしのふるさと 東京・渋谷

白鳥事件の謎に思う

あやまりの拡大再生産

補論 再審法改正のための日弁連の活動

はじめに

1 再審事件について日弁連の初期の活動 1959年(昭和34年)1月~1972年(昭和47年)7月

2 日弁連再審問題研究会と再審法改正合同委員会 1972年(昭和47年)7月25日~1977年(昭和52年)2月2日

3 国会等対策会議再審法改正部会 1977年(昭和52年)2月3日~1981年(昭和56年)3月31日

4 再審法改正実行委員会 1981年(昭和56年)4月1日~1992年(平成4年)3月31日