書籍詳細:信用リスクで読むM&A・企業再生
信用リスクで読むM&A・企業再生
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内容紹介
小が大を飲み、思わぬ企業が破たんしたり、と想定外のことがなぜ起こるのか。信用リスク専門の敏腕記者による「企業再編再生論」。
目次
PART 1 基礎編:信用リスクで読むM&A・企業再生
1-1.信用リスクと格付けについての基礎知識
1-2.クレジットストーリーと投資判断
1-3.M&A時代の信用リスク再考―企業買収では社債投資家は株主に劣後
1-4.企業価値と信用リスク―動き始めた資本市場のダイナミクス
1-5.日本企業の信用力が大幅に改善―過剰債務が解消
2-1.経営統合再考―過大なシナジー効果の期待は早計
2-2.「1+1=2」ではない―統合の信用力再考
2-3.産業構造は宿命なのか―「規模の経済」にも限界
2-4.持ち株会社体制の信用リスク再考
2-5.持ち株会社体制の構造的劣後の検証―ヨーカ堂や阪急など
2-6.企業買収と社債市場―繰り返された買収と日本テレコム債
2-7.敵対的買収という思想―KKRによるナビスコ買収
2-8.容赦なき大M&A時代の到来―根づくか、徹底した資本の論理
3-1.破たんか再生か―延命許す企業風土
3-2.官製再生ファンドの登場―産業再生機構、その実像と虚像
3-3.なぜ三菱自動車は行き詰ったのか―隠蔽体質の風土と自立せぬ資本主義
3-4.信用リスク文化はいまだ根づかず―検証ダイエー問題
3-5.経営資源集約で再生―いすゞ自動車、財務安定化で資本市場復帰
3-6.多角化から中核重視へ―東急電鉄の劇的なグループ再編
3-7.総額2280億円の社債募集―日産の再生裏付ける財務戦略
3-8.株価額面割れからの復活―住友金属工業、信用リスク克服
3-9.国家による「救済的買収」―りそな銀行にみる金融再生