書籍詳細:信用リスクで読むM&A・企業再生

信用リスクで読むM&A・企業再生

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
在庫なし
発刊年月
2005.12
旧ISBN
4-535-55470-6
ISBN
978-4-535-55470-2
判型
A5判
ページ数
272ページ
Cコード
C3033
ジャンル

内容紹介

小が大を飲み、思わぬ企業が破たんしたり、と想定外のことがなぜ起こるのか。信用リスク専門の敏腕記者による「企業再編再生論」。

目次

PART 1 基礎編:信用リスクで読むM&A・企業再生

1-1.信用リスクと格付けについての基礎知識

1-2.クレジットストーリーと投資判断

1-3.M&A時代の信用リスク再考―企業買収では社債投資家は株主に劣後

1-4.企業価値と信用リスク―動き始めた資本市場のダイナミクス

1-5.日本企業の信用力が大幅に改善―過剰債務が解消

PART 2 実践編1:M&A・企業再編

2-1.経営統合再考―過大なシナジー効果の期待は早計

2-2.「1+1=2」ではない―統合の信用力再考

2-3.産業構造は宿命なのか―「規模の経済」にも限界

2-4.持ち株会社体制の信用リスク再考

2-5.持ち株会社体制の構造的劣後の検証―ヨーカ堂や阪急など

2-6.企業買収と社債市場―繰り返された買収と日本テレコム債

2-7.敵対的買収という思想―KKRによるナビスコ買収

2-8.容赦なき大M&A時代の到来―根づくか、徹底した資本の論理

PART 3 実践編2:企業再生

3-1.破たんか再生か―延命許す企業風土

3-2.官製再生ファンドの登場―産業再生機構、その実像と虚像

3-3.なぜ三菱自動車は行き詰ったのか―隠蔽体質の風土と自立せぬ資本主義

3-4.信用リスク文化はいまだ根づかず―検証ダイエー問題

3-5.経営資源集約で再生―いすゞ自動車、財務安定化で資本市場復帰

3-6.多角化から中核重視へ―東急電鉄の劇的なグループ再編

3-7.総額2280億円の社債募集―日産の再生裏付ける財務戦略

3-8.株価額面割れからの復活―住友金属工業、信用リスク克服

3-9.国家による「救済的買収」―りそな銀行にみる金融再生

資料編:話題となった買収関連事例