書籍詳細:少年裁判官ノオト

少年裁判官ノオト

の画像の画像
  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2006.02
旧ISBN
4-535-51500-X
ISBN
978-4-535-51500-0
判型
四六判
ページ数
280ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

あのとき、井垣判事は、何を考えていたのか。少年A、被害者と加害者の和解、悩みながらの試行錯誤の日々をユーモラスに綴る。

目次

ちょっと長いまえがき

少年審判の流れと担い手



I

少年Aとの7年5ヶ月



II

裁判官は依存症

死刑事件と写真帳

同席調停の「発見」

オヤジ狩りの「恐怖」

簡易送致

ギターを盗んだ中学生

少年たちは情報通? 1:「怪盗ルパン四世」を夢見る少年

少年たちは情報通? 2:「あしたのジョー」の世界

少年たちは情報通? 3:集団暴走の人間模様

暴走少年の心の傷

特技

ナイフ強盗被害者からの手紙

女子中学生のリンチ傷害事件と三人の母親

母の不満が解決の糸口に

近所のスーパーでの万引き

路上強盗犯人は近所の中学生

万引きの子がコンビニ店員に

自販機荒らし少年の母たち



III

お金の「つぐない」、こころの「つぐない」 「藤原正仁君事件」をめぐる修復的司法のこころみ

父親のすごさ

被害者が面会を拒んだとき

怒鳴る叔父さん

酒癖の悪い小父さん

あと七回も逮捕されそうになった少年

被害者遺族が家裁で厳しい意見陳述

そして連絡は途絶えた

「援助交際」女子高生の母

痴漢被害者と母親 対 少年の両親

女子高生、少年たちに「喝」

警官の息子の引ったくり

事件をなかったことにしたい、性犯罪の被害者



IV

少年Aの仮退院コメントへの手紙

更生を支える人びと 補導受託者の意見

口惜し泣きした少年 少年審判にインフォームド・コンセントの精神を

判事補研修でつけた「赤点」

保護的措置審判不開始と、調査官の被害者対応

郵便局強盗の中学三年生

下着泥棒

あの子は警察官になれたのだろうか?

優秀な中学校の教諭

依存症に、司法はどう向き合うか

不登校スクールに非行少年を入れられないか

淡路島に橋が架かって

少年院のセミナー「女心とは?」

少年院の中学卒業式で感動

北海道の「家庭学校」へ送った子

「非行少年代表」退官の日、拘置所から来た速達