書籍詳細:預金者保護法ハンドブック

預金者保護法ハンドブック

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,970円(本体価格 2,700円)
在庫なし
発刊年月
2006.02
旧ISBN
4-535-51511-5
ISBN
978-4-535-51511-6
判型
A5判
ページ数
336ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

多発している偽造や盗難キャッシュカードによるカード犯罪に対して、預金者の保護を図るべく成立した預金者保護法の総合解説書。

目次

第1章 預貯金過誤払いの現状と経緯

1 預貯金過誤払いの発生

2 預貯金過誤払いの現状

3 盗難通帳事件多発の背景とその手口

4 盗難・偽造カード事件の多発の背景とその手口

5 預金者保護法の成立と更なる期待

第2章 預貯金過誤払いにおける従前の法理とその問題点

1 民法478条の適用の有無

2 銀行取引規定の内容と効力

3 正当権限確認手段としての印影照合、カード提示・暗証番号入力

4 金融機関の無過失の法理上の意義と内容

第3章 預金者保護法の解説

1 立法の経緯

2 立法の趣旨・目的(法1条)

3 預金者保護法が対象としている預金取引(法2条)

4 過誤払いの場合の弁済等の効力についての法の考え方(法3条)

5 偽造カード等による払戻し及び借入れの効力の特例(法4条)

6 盗難カード等による引き出しの場合の補てん請求権(法5条)

7 金銭借入れの場合(法5条4項)

8 「基準日」とは(法第5条第6項)

9 損害賠償等がされた場合等の調整(法6条)

10 適用除外(法7条)

11 強行規定(法8条)

12 無権限預金等取引の防止措置(法9条)

13 取引状況等の記録、保存等(法10条)

14 関係行政機関の預貯金者等への協力要請(法11条)

15 附則

16 付帯決議

第4章 ネットバンキング事案

1 預金者保護法の適用の有無

2 ネットバンキングの取引規定

3 弁済の法理

第5章 通帳・印鑑事案

1 通帳・印鑑による預貯金の払戻取引の実情

2 通帳事案における従前の法理

3 預貯金過誤払判例

4 あるべき「過失」判断の内容と法理

第6章 被害救済の実務

1 偽造・盗難カード事案

2 通帳・印鑑事案